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光機能材料とその線形・非線形光学特性評価

近赤外領域でのMnPcの偏光特性Δ近赤外領域でのMnPcの偏光特性Ψ

マンガンフタロシアニンは、フタロシアニンの持つ可視光域の吸収だけでなく、通信波長で使われる近赤外域(1-2μm)の吸収も持ち、そこでは、吸収飽和という非線形光学効果を示すことが知られています。我々は、その近赤外域の線形光学特性を分光エリプソメトリー、UV-Vis-NIR吸光光度計を用いて測定し、非線形光学特性をz-scan法を用いて測定しています。
本研究の一部は、カナダ・トロント大学Amr Helmy博士との共同研究として行われました。分光エリプソメトリー測定は、柳谷が、トロント大学におけるサバティカル活動での研究テーマとして行われました。

  1. Shin-ichiro Yanagiya, Jouta Morimoto, Nobuo Goto and Amr S. Helmy: Nonlinear optical and ellipsometric studies of manganese-phthalocyanine thin films, Proceedings of SPIE, Vol.7413, pp.74130O-1--74130O-8, San Diego, Aug. 2009.