--- はじめてEDBをお使いの方々に(基礎知識編)
本頁では,EDBを利用する方々に理解しておいて欲しいEDBでの情報登録に関する基本ルールを説明しております.
EDBでは登録された情報を様々な観点で集計できるように,以下のような基本ルールのもとに登録情報を処理しています. (以下では,論文を例に説明していますが,この基本ルールはEDBの登録情報の全てに共通しています)
○ 現実世界において一つのものは,EDBにおいても一つの情報として登録する. | |
共著論文を例にとると,一件の論文はEDBにおいて一件の【著作】情報となります. |
著者毎に自身の論文を個別に登録するのではなく,一件の論文情報を共著者が共有するという考え方です. |
一件の論文に関してEDBに登録する【著作】情報は一件としてください.共著者のうち誰が登録しても構いません.共著者間で話し合って,誰が登録するかを決めて下さい. |
登録するのは著者の方でなくても構いません. 例えば,ファーストオーサに一番近い方が登録するというような方針を共著者間で決めておいてください. |
EDBでは個々の情報は特定個人から独立したものとして扱われるため,登録された【著作】情報は自動的に特定の個人の執筆した論文という扱いにはなりません. |
EDBでは,情報管理のために各々の情報に所有者,最終更新者などの情報を付加的に記録しておりますが,情報集計等にそれらの情報は一切利用しません. |
つまり,【著作】情報を登録しただけでは,単に世の中にそのような論文が存在するということだけで,特定の個人(教員)に紐付けられていないため,誰の業績としても扱われません. これを解決するために次の参照登録の仕組みを導入しています. |
情報を自動的に特定の個人に割り振ると,教育研究者総覧の作成や教員の業績集計等には利用できますが,大学や部局等の単位で集計する際に重複する情報が大量に発生し,自動的に集計することはほぼ不可能になります. 現在,多くの大学で導入したDBは個人毎に情報登録するシステムであり,その故に組織毎の集計ができず,結局2重のDBを運用しているところがたくさん有ります.当然,教員による登録作業は2回以上発生します. |
○ 登録情報を紐付けするために参照登録を行い,参照登録されたもののみ分類処理の対象とする. | |
論文などの【著作】情報は特定個人からは独立しているために,或る個人(教員)がその論文の著者であることを示すためには,【著作】情報の項目[著者]の記述を参照形式で入力(参照登録)することが必要です. |
情報の閲覧画面などでは参照登録された箇所はリンクが張られた状態になっています. |
つまり,教員「徳大 太郎」の業績とするためには,【著作】情報の項目[著者]欄にテキスト文字で「徳大 太郎」と記述するのではなく,DB中の【個人】情報から「徳大 太郎」を選択し登録することが必要ということです. |
テキスト文字で登録されいる場合は,ユニークな名前でもその方の業績としては処理しません. 同姓同名による情報の混入を防ぐため,また旧字,旧姓使用による情報のとりこぼしの可能性を防ぐためです. |
論文等の【著作】情報を登録する場合には,著者が本学の教員であれば[著者]欄は参照登録を行って下さい. |
たとえ単著で本人が登録している場合であっても,著者を参照登録する必要が有ります. |
上記のルールに沿っていない情報は,登録者の意図通りには処理されませんので御留意願います.
各情報の項目には,その項目の必要性によって「必須」,「推奨」,「任意」,「不用」のように注釈を付しております.情報登録時に「必須」と付されている項目は必ず登録するようにして下さい.
特に【著作】情報の[種別](「審査論文」,「国際会議」等)を登録されない場合,「教育研究者総覧」やその他の業績分類には反映されません.