Learning Path Finderの解説

Learning Path Finderは、徳島大学eシラバスのビューアアプリケーションである。 eシラバスとは、授業の集合であるカリキュラムに授業科目間のネットワーク構造を持たせ、授業科目間の関係が動的に見られるようにしたシラバスのことで、主な機能は次の2つである。 学習経路 (Learning Path) の表示 授業科目のキーワード検索 つまりeシラバスは、通常のシラバス情報に加えて、キーワードや関連科目がわかり、学習順序のついた科目紹介を持つシラバスである。

利点

• 学生は、自分の興味にしたがってネットワーク内を探索し、学習計画や学習経路のシミュレーションを行うことができる。
• 教員は、自分が担当している科目に関連ある科目はどこで誰が開講しているのか、先行科目による学習経路グラフにはどのような科目があるのかといった情報から、講義の改善に役立てられる。

Learning Path Finder に関する論文、研究発表

• 研究論文
• 三好 康夫, 大家 隆弘, 上田 哲史, 廣友 雅徳, 矢野 米雄, 川上 博 : EDBを利用した学習経路探索を支援するeシラバスシステムの構築, 大学教育研究ジャーナル (徳島大学), No.3, pp.1-9, 2006.3 [EDB]
• 研究発表
• Yasuo Miyoshi, Takahiro Oie, Hiroshi Kawakami, Tetsushi Ueta and Yoneo Yano : e-Syllabus System Supporting the Discovery of Learning Paths, Proceedings of E-Learn 2006, pp.784-789, Honolulu, Oct. 2006. [EDB]
• 三好 康夫, 大家 隆弘, 上田 哲史, 廣友 雅徳, 矢野 米雄, 川上 博 : シラバス科目間の関連性を用いた学習経路検索支援, 教育システム情報学会研究報告, Vol.20, No.4, pp.7-12, 2005.11 [EDB]
• 三好 康夫, 大家 隆弘, 上田 哲史, 矢野 米雄 : 徳島大学 教育·研究者情報データベースを活用した講義概要 (シラバス) の作成と利用, 教育システム情報学会30周年記念全国大会講演論文集, pp.553-554, 2005.8 [EDB]