2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
歴史と文化 / History and Culture
20世紀後半の中国
助教授・荒武 達朗 2単位 後期 月(1・2) 全(全)
本授業では20世紀後半の中国史,中華人民共和国の成立から文化大革命の終了,改革開放政策の開始までを講義する.歴史事項の暗記につとめるのではなく,個々の歴史事項が歴史的文脈の中でどういう意味を持っているのかを「考察」していきたい.内容は前期開講の「20世紀前半の中国」からの連続であるが,後期からの受講も認める.
下の授業の概要を見よ.
我々にとっても極めて重要な中国近現代史のアウトラインを理解する.
1.以下の項目の順番に沿って授業を進める.
2.い 中華人民共和国建国時の構想:漸進的改造
3.ろ 1950年代前半 急進政策への転換:朝鮮戦争への介入
4.は 百花斉放から反右派闘争へ:知識人の受難
5.に 大躍進政策,人民公社の急進,そして失敗:2000万人の餓死
6.ほ 1960年代前半 調整期の政治と経済
7.へ 1966年-76年 文化大革命
8.と 1976年- 文化大革命の終了と華国鋒時代
9.ち 改革開放路線への転換
10.り まとめ
11.ぬ テスト
教科書はプリントを準備する.参考書などは追って指示する.
小テスト(40点),期末試験·レポート(60点)
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
荒武(2312, 088-656-7148, aratake@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 授業日の8時20分から.荒武研究室(総合科学部1号館3階),直前の場合は教室で.早起きすること.
出席をとる.睡眠や内職は認めない.携帯電話の使用はもってのほかである.遠慮無く叱責し説諭するので,心して授業に取り組まれたい.