2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
歴史と文化 / History and Culture
20世紀前半の中国
助教授・荒武 達朗 2単位 前期 月(1・2) 全(全)
本授業では20世紀前半の中国史,帝政の崩壊から中華人民共和国成立までを講義する.歴史事項の暗記につとめるのではなく,個々の歴史事項が歴史的文脈の中でどういう意味を持っているのかを「考察」していきたい.内容は後期開講の「20世紀後半の中国」へと連続するが,前期だけの受講も認める.
下の授業の計画を見よ.
我々にとっても極めて重要な中国近現代史のアウトラインを理解する.
1.以下の項目の順番に沿って授業を進める.
2.い 斜陽の大清帝国:西方の衝撃(ウエスタンインパクト)
3.ろ 帝国主義の時代
4.は 1910年代 中華民国の成立と政局の混乱
5.に 五四運動へ:民族意識の高揚
6.ほ 1920年代 中国国民党と中国共産党:統一への試行錯誤
7.へ 北伐の完成:中国の統一 南京国民政府の成立
8.と 毛沢東と蒋介石 二つのパーソナリティ
9.ち 1930年代 日本の大陸侵略1
10.り 1937年-45年 日本の大陸侵略2 日中全面戦争
11.ぬ 1945-49年 「惨勝」 国共内戦 中華人民共和国の成立(共産党の勝利)
12.る テスト
教科書はプリントを準備する.参考書などは追って指示する.
小テスト(40点),期末試験·レポート(60点)
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
荒武(2312, 088-656-7148, aratake@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 授業日の8時20分から.荒武研究室(総合科学部1号館3階),直前の場合は教室で.早起きすること.
出席をとる.睡眠や内職は認めない.携帯電話の使用はもってのほかである.遠慮無く叱責し説諭するので,心して授業に取り組まれたい.