2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
歴史と文化 / History and Culture
映画から見る現代アジアの諸問題
教授・葭森 健介 2単位 前期 月(13・14) 工(夜間主)
アジアで作られた映画を通じ,現代の国際問題の背景にあるアジアの社会や文化の特質を理解し,次代をになう諸君に国際感覚を身につけてもらいたい.
日本人は外国のことをどれほど知っているのであろうか?最近,日本とアジアの関係がおかしくなりつつあるがその原因はアジアに対する無知があるのかも知れない.アジアの社会や文化の特徴を映画から読み取り日本が直面する国際問題の深層を解説する.
アジア,現代,国際問題,社会文化
幅広い観点から現代の国際問題のは威恵を理解し,日本がこれから進む方向について考え,客観的かつ説得的に文章で表現できることを目標とする.
1.国際問題に関心がありますか?-国際人とは何か-
2.近代日本の国際化の歩み-文明開化から鬼畜米英そして日米基軸外交へ
3.映画『族譜』の世界(1)
4.映画『族譜』の世界(2)
5.恨(靖国問題の原点)-誤解はこうして生まれた.
6.映画 『こころの湯』の世界(1)
7.映画 『こころの湯』の世界(1)
8.中国急成長の光と陰-中国の現代化の歩み
9.中国は脅威となるのか?-グローバリズムとナショナリズム
10.映画『亀も空を飛ぶ』の世界(1)
11.映画『亀も空を飛ぶ』の世界(2)
12.先進国が作り出した戦争とクルド人-民族問題とは何か
13.西洋の価値観·アジアの価値観-文明は衝突を避けられるか.
14.21世紀の課題(君達は共生の時代をどう生きるのか)
15.期末試験
16.期末試験の講評
講義
オリジナル内容故教科書無し.主に授業中に配布するプリントを使用する(地球に優しく,資源を大切に!無駄にせぬ事).参考書があれば授業中に随時紹介
随時行う小テストとレポートそして学期末テストの成績を総合して評価する.
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
葭森(アジア史研究室, 088-656-7156, yosimori@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: (前期) 月曜日 13時30分から15時 アジア史研究室 総合科学部1号館3階中棟
現代の国際問題を扱うので,国際問題に関わるニュースを聞いたり新聞記事を読む習慣を身につけてほしい.なお,取り上げる映画については入手の可能性が未定のものもあり,変更することもある.