2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
歴史と文化 / History and Culture
絵画表現と技法の基礎
教授・平木 美鶴 2単位 前期 木(3・4) 全(全)
絵を描く基礎としてデッサンがある.デッサンは,物を観察し,紙に写し取る事であるが,描けそうで上手く描けないという経験は誰にでもあるのではないだろうか,.三次元の世界を二次元である紙の上に形や空間を写す事は,高度な技を必要とするが,案外と難しく頭で考えるよりも無心となって描いた方が,上手く描ける場合も多い.描く時のちょっとした頭の切り替えで飛躍的に描写する力を上げる事ができる.この授業では,絵が描けない状態から描ける状態に戻すための絵画基礎理論を実習をしながら学ぶ.
描かれる絵によって人間の発達段階を計る事ができるが,大人でありながら9歳レベルの壁を越えて,空間の描けるリアリズムに到達していない人も多い.発達と表現について理解した上で,描くための頭の切り替えを練習していく.最終的にどれだけ描写力を身に付ける事ができたか,絵で比較する.
絵画,美術,芸術
歴史と文化
描く基本を身に付ける.
1.絵画表現と発達について
2.画面構成の基礎論
3.描くためのモードの切り替え
4.Rモードの体感
5.具体的形を意識しないで描く
6.純粋輪郭画法
7.修正輪郭画法
8.スペースの形の知覚
9.遠近法
10.顔を描く
11.目測する
12.目測とスペースを使う
13.目測とスペースを使うの応用
14.目測とスペースを使うの応用
15.課題テスト
16.まとめ
教科書は,使用しない.適宜プリントを配布する.,参考書「脳の右側で描け」ベティ·エドワード著,株式会社マール社発行,準備物として無線のノート,鉛筆(HBかB)が必要である.
毎回の授業で描いた作品や授業感想等の提出を求める.レポートなどにより総合的に評価する.
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
平木(103, 088-656-7167, hiraki@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 前期木曜日,12時∼13時,マルチメディアB等1階,絵画表現研究室
絵を描くのが苦手であっても絵画に興味のある意欲的な学生を望む.
教室の都合で受講者制限をする.