2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
歴史と文化 / History and Culture
創成学習 身近にある「ゆったりもの」―天然記念物
助教授・佐藤 征弥 2単位 前期 水(3・4) 全(全)
天然記念物とは保護すべき自然や生物個体であるということはよく知られています.では,どのようなものが天然記念物となっているのでしょうか.誰が指定し,誰が管理しているのでしょうか.また,人と個々の天然記念物はどのような歴史的な関わりを持ってきたのでしょうか.この授業は「創世科目」ですので,現地調査を通じて天然記念物と直に触れ合い,人と自然との共生について深く考えることを目的とします.本年度は,巨樹を調査対象とします.
徳島県(あるいは出身地)の天然記念物にはどのようなものがあるのか調べる.そして,調査対象を選定し,現地調査,周辺住民との聞き取り調査,自治体の役所での調査,郷土史料の調査など,様々な角度から天然記念物について調べる.調べた結果をまとめ,研究発表を行う.
天然記念物,巨樹,フィールド調査,自然保護
人が自然をどのように守るべきか深く考える.例えば個々の天然記念物について,指定や管理が相応しいか,自分なりの考えを持てるようになることを望む.
1.オリエンテーション
2.天然記念物とは何か
3.調査対象の選定
4.調査項目の設定
5.現地調査
6.調査結果の報告·討論
7.近隣住民への聞き取り調査
8.調査結果の報告·討論
9.自治体役所での調査
10.調査結果の報告·討論
11.郷土史料の調査
12.調査結果の報告·討論
13.研究発表の準備
14.研究発表の準備
15.発表会
16.総括授業
特に指定しない.
授業への積極性を70%,発表を30%として評価する.
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
佐藤(088-656-7222, satoh@ias.tokushima-u.ac.jp)
学外での調査活動を多く行いますが,その時間は授業時間とは別に設定することがあります.また,その際,教官の車での移動を行いますので,受講者は5人までとします.