2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
歴史と文化 / History and Culture
創成学習「空海と歩く∼歩き遍路の世界」
教授・田中 俊夫 2単位 後期 月(9・10) 全(全)
88ヶ寺を巡る四国遍路は四国固有の文化として何百年にも渡って,形を変えながら,継承されてきた.この四国遍路を世界遺産として申請しようという活動も始まっている.車遍路が全盛の今日にあって,また「歩き遍路」が見直されてきている.特に若者が急増しているのである.遍路の文化と歴史を知り,そしてなぜ今歩くのか,その意味を考え,さらには実際の遍路体験の中から自分自身に起こる変化を体験し,クラスで共有していこう.
「歩き遍路」をテーマにした授業であるから,「歩く」ということと「遍路から学ぶ」を2本の柱として授業を組み立てる. 「歩く」トレーニングでは,実際のウォーキング,筋力トレーニング,ストレッチなどを実習していく. 「遍路から学ぶ」では,歩き遍路に関連する各自のテーマを設定し,文献調査や実地調査を行い,クラスで報告する. 両者の融合として,実際の歩き遍路を体験する.また,実際に歩き遍路を行っている社会人との合同授業も行う.
歩き遍路,空海,ウォーキング,健康,自分探し
1.オリエンテーション,歩き遍路とは
2.歩き遍路に必要なトレーニング
3.歩き遍路ミニ体験
4.レポートテーマの検討
5.レポートプレゼンテーション
6.住職の講話を聞く
7.歩き遍路の体験者と一緒にトレーニング
8.歩き遍路1日体験
参考図書を紹介する
個人テーマレポート(20点),授業に対する熱意(20点),ウォーキング実践(20点),歩き遍路体験(20点),期末レポート(20点)
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
田中俊夫(徳島大学 大学開放実践センター,tanaka@cue.tokushima-u.ac.jp)
歩き遍路体験などは日曜·祝日などを利用して実施します.