2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
財政学入門
助教授・石田 和之 2単位 後期 月(13・14) 全(夜間主)
わが国の財政事情を知る 財政学の考え方の初歩を理解する
わが国の財政事情について紹介するとともに,財政状態を分析·評価するための考え方の基礎を講じる.財政学は,国家をいかに治めるべきか,その方法を考える学問である.財政学の対象は幅広いが,主要なトピックを選んで講義を行う.具体的な項目は,講義計画のとおりである. 財政学という学問はほとんどの受講生にとって初めて聞く分野であろう.しかしながら,そこで扱われる内容は私たちの経済生活に直接関わるものばかりである.私たちの生活は,たとえ望んでいなくとも,国家の経済活動とのかかわりを避けることはできない.納税を逃れることはできないし,年金制度や医療制度に依存しない生活をおくる人はほとんどいないであろう. 学生時代にまったく興味を持たなかった人たちが,卒業して就職(そして,税金や社会保険料を自分の給料から納める)すると財政学に興味を持ち始める.どうせ卒業後に興味をもつことになるのであれば,在学中に財政学に触れておいてもよいではないか.
税,費用便益分析,財政政策,予算,政府
生活と社会生活と社会
財政学の基本的な考え方を理解する
1.導入:財政学とは何か
2.政府の役割
3.予算制度
4.公共財の理論
5.公共選択論
6.公共支出と費用便益分析
7.最適課税論
8.中間試験
9.個人所得課税
10.法人所得課税
11.消費課税
12.公債論
13.社会保障
14.財政政策
15.定期試験
16.総括
指定せず
講義中に指示する
小テスト(10%),中間試験(30%),定期試験(60%)により評価する.
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石田和之·1号館2階財政学研究室·6567169·k-ishida@ias.tokushima-u.a.jp
 オフィスアワー: 月曜日5·6講時