2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
ゼミナール 「現代企業経営の諸問題」
教授・三木 正幸 2単位 後期 火(1・2) 全(全)
学生諸君が,将来どのような職業を選択するにせよ,国民経済の主たる担い手としての企業と何らかの関係を持たないで生きてゆくことは出来ない.卒業後の就職先が民間企業であろうと,公務員や研究期間であろうと医療や福祉事業であろうと,更に自営業であろうと関係なく,現代企業経営の組織,管理,戦略,今日直面する課題について,社会人として心得ておくべき常識がある.この授業は,そうした「常識」を獲得することを目的としている. したがって,あまり専門的な問題にはあえて立ち入らない.
10名程度のゼミナール形式で行う.当初,5∼6回現代企業の諸問題について,講義を行い,その後, いくつかの業界のトップ企業を複数選んで,経営内容の総合調査を行い,報告·討論をおこなう.たとえば,自動車業界に関心あり,トヨタ対ホンダを選んだとすれば,経営成績のみならず,経営戦略,社内組織, 生産システム,研究開発,マーケティング,国際戦略など調査し,比較研究する.
経営環境,経営業績,経営戦略,強い会社
1.1 経営業績の測定尺度について知る [公開]
2.2 現代企業が環境の変化にどう対応しているか学ぶ.
3.3 経営学の基礎的用語の意味を知る
1.1 授業の進め方·評価方法など説明
2.国民経済,経済主体,マクロ的視点·ミクロ的視点,事業を起こす動機など解説
3.2 日本企業と欧米企業の相違,会社の設立と機関
4.3 会社の基本業務とは? 組織図と職務分掌,トップマーネージメントの仕事
5.4 職能別組織,事業部別組織,マトリックス組織
6.5 カンパニー制,持株会社
7.6 生産,販売,研究開発,財務,情報システムの仕事内容
8.7 資金調達の方法
9.8 経営業績の見方,基礎用語など 解説
10.9 ∼15 各自の調査内容の報告·討論
11.16 本講義のまとめ
講義および演習
プリント使用,参考書は,適宜指示する.
筆記試験は行わない.各自提出される調査報告書の形式·内容·意見を評価(60%), 授業への取り組み状況(40%)で評価する.
1∼2年生対象
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
総合科学部会計学研究室
 オフィスアワー: 原則として,月曜日2:30∼3:00まで(総合科学部会計学研究室にて)
知的好奇心のある学生と少人数で楽しく,研究しましょう.