2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
創成学習「はじめての社会調査」
講師・松谷 満 2単位 後期 月(9・10) 全(全)
卒論などよほどの事情がない限り,わたしたちは調査というものをする機会がない.大学を卒業すればさらにチャンスは減る.調査といってもアンケートばかりではない.観察したり,写真を撮ったり,インタビューをしたり,文書資料を調べたりとその手法はさまざまである.本授業では,何らかの問題関心をもち,それを解明してみたいという受講者に調査の機会を提供し,調査体験を通して自分で考える力を身につけることを目的とする.
基本的には下記の授業計画にもとづき,実習形式での授業を行う.前半はさまざまな社会調査について紹介し,調査方法の説明を行う.後半は受講者それぞれが個人あるいはグループで調査計画を立て,資料を集め,実際に調査を行う.その後,調査の結果について発表する.教員はそのサポートをすることが主な仕事であり,学生が主体となって進める授業であるといえる.
社会学,調査,インタビュー,フィールドワーク
実際に調査を計画し実践することで,貴重な体験を積むとともに,その過程をとおして自ら考える力を身につける.
1.オリエンテーション
2.社会調査の目的
3.社会調査の方法
4.社会調査の内容
5.調査計画を立てる(1)
6.調査計画を立てる(2)
7.資料を集める
8.調査の準備
9.調査の実践(1)
10.調査の実践(2)
11.調査の実践(3)
12.調査結果の考察(1)
13.調査結果の考察(2)
14.発表(1)
15.発表(2)
16.まとめ
授業中に指示する.
授業への取り組み状況:50% 課題レポート:50%
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
松谷(総合科学部1号館中棟1階2108, Tel: 088-656-8480, E-mail: matumitu@ias.tokushima-u.ac.jp)
この授業で大事なのは,知識を覚え込むことではない.いままでとは違ったものの見方ができるようになること,「もっと知りたい」という意欲がわくこと,そして高い授業料の元を取ることである.受講者の意向をできるだけ尊重したいので,積極的な参加を望む.