2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
文化と社会意識
講師・松谷 満 2単位 後期 月(3・4) 全(全)
わたしたちの生活習慣やものの考え方,コミュニケーションの仕方,「何をすべきか」「何が大事か」といった価値観は,すべて自分で編み出したものではない.これらは既に社会に存在していて,わたしたちは意識的,無意識的にそれらを学び取ったに過ぎないのである.したがって「文化」や「社会意識」について考えるということは,わたしたちの生き方,わたしたちの生きる社会を見つめ直すということである.それこそが本授業の目的である.
基本的には下記の授業計画にもとづき,具体的な例をあげながら現代社会の文化や社会意識について考える.また,テーマに関連する社会学の諸理論についても解説を行う.授業は毎回配布するレジュメにもとづいて行う.各トピックについて理解を深めるため,文書資料,映像·音声などの視聴覚資料を随時活用する.各回の授業内容は受講者の意向を尊重する形で臨機応変に進めていく.
社会学,文化,社会意識,宗教,現代社会
わたしたちが生きる社会の文化や社会意識を社会学的な観点から捉え直し,自分や社会について,いままでとは違う見方ができるようにする.
1.オリエンテーション
2.「文化と社会意識」概論
3.宗教文化論(1)
4.宗教文化論(2)
5.大衆社会論
6.政治文化論
7.マスコミュニケーション論
8.情報社会論:携帯電話とインターネット
9.若者文化論:ポピュラー·カルチャー
10.若者文化論:現代大学生論
11.現代社会意識論(1)若者の意識
12.現代社会意識論(2)日本人の意識
13.現代社会意識論(3)現代社会の意識
14.映画鑑賞
15.レポートの書き方
16.まとめ
授業中に指示する.
授業への取り組み状況:40% 課題レポート:60%
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
松谷(088-656-8480, matumitu@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 月曜日13∼14時(在室であれば随時) 松谷研究室(総合科学部1号館中棟1階2108)
この授業で大事なのは,知識を覚え込むことではない.いままでとは違ったものの見方ができるようになること,「もっと知りたい」という意欲がわくこと,そして高い授業料の元を取ることである.受講者の意向をできるだけ尊重したいので,積極的な参加を望む.