2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
メディアと社会
講師・松谷 満 2単位 前期 月(3・4) 全(全)
わたしたちの生活は,新聞,雑誌,映画,ラジオ,テレビといったマス·メディア抜きには考えられない.わたしたちは非常に多くの情報をマス·メディアから得ている.現代は「メディア依存症」の時代なのである.しかし,普段何気なく接しているさまざまなメディアの成立や変容の歴史,その実態,さまざまな社会的影響や問題点について,わたしたちはどれだけのことを知っているだろうか.それらについて具体的な例をもとに理解を深めるのが本授業の目的である.
毎回ひとつのメディアを取り上げ,その歴史と現状,現代社会への影響などを中心に講義形式で進める.メディアをめぐるさまざまな社会問題については,中心的なトピックを後半で扱う.基本的には毎回配布するレジュメにもとづいて授業を行う.また,各メディアについて理解を深めるため,文書資料,映像·音声などの視聴覚資料を多用する.授業の内容については受講者の意向を尊重する形で臨機応変に進めていく.
社会学,メディア,マス·コミュニケーション,文化
わたしたちが身近に接しているさまざまなメディアについて,社会学的な観点から理解し,「メディア·リテラシー」を身につける.
1.オリエンテーション
2.マス·メディアの成立
3.出版
4.新聞
5.雑誌
6.マンガ
7.映画
8.ラジオ
9.テレビ(1)
10.テレビ(2)
11.ドキュメンタリーを観る
12.メディアをめぐる問題(1)
13.メディアをめぐる問題(2)
14.ドキュメンタリーを観る
15.レポートの書き方
16.まとめ
授業中に指示する.
授業への取り組み状況:40% 課題レポート:20% 期末レポート:40%
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
松谷(088-656-8480, matumitu@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 月曜日13∼14時(在室であれば随時) 松谷研究室(総合科学部1号館中棟1階2108)
この授業で大事なのは,知識を覚え込むことではない.いままでとは違ったものの見方ができるようになること,「もっと知りたい」という意欲がわくこと,そして高い授業料の元を取ることである.受講者の意向をできるだけ尊重したいので,積極的な参加を望む.