2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
ボランティア論
助教授・樫田 美雄, 徳島県社会福祉協議会・佐伯 明彦, NPO法人どりーまぁサービス 理事・山口 浩志, NPO法人アルク・高松 哲雄 2単位 前期 木(5・6) 全(全)
行うに値することは,語るにも値することである,はずである.さまざまなボランティアの可能性を紹介しつつ,主としてそれを社会科学的に論じよう.
具体的には,ボランティアの組織運営に関する問題や,地方政府との関係などが検討されることになる.なお,授業の内容理解の促進を期すために毎週コメントシートを書いてもらう.出席票を兼ねているので,出し忘れないようにして欲しい.
教育
21世紀において,なぜボランティアやNPO(非営利組織)について考えることが重要なことなのか,理解する.ボランティア·NPOの領域と,市場や政府の領域がどのように関係しているのか理解する.ボランティア教育のあるべき形について自分の意見をもてるようになる.
1.おおむね以下のスケジュールに従って進む.
2.=スケジュール=
3.おおむね,以下のスケジュールに従って進む.
4.0) 概説:この授業のねらいと獲得目標
5.1) 「ボランティアを社会科学的に考える意義」
6.2) 「ボランティア活動とはなにか?」
7.3) 「ボランティア活動と現代社会」
8.4) 「ボランティア·コーディネーター」と「社会福祉協議会」
9.5) 「徳島のボランティア」の現在·過去·未来
10.6) ボランティアと日本社会
11.7) 「カキコまっぷ」とユニバーサル徳島(実習)
12.8) 「市民セクターとボランティア」
13.9) 「ボランティアとNPO」
14.10) 『傾聴ボランティア』の理論と実際(前半)
15.11) 『傾聴ボランティア』の理論と実際(後半)
16.12) ボランティアと倫理
17.13) ボランティア活動の進展と自治体の役割
18.14) まとめ,15)総括討論
教科書 なし.,参考書 巡静一&早瀬昇『基礎から学ぶ ボランティアの理論と実際』中央法規出版1997,2400円.,内海成治ほか編『ボランティア学を学ぶ人のために』世界思想社 1999,2,200円.,立木茂雄編著『ボランティアと市民社会』晃洋書房,1997,1900円.
授業への出席状況,日常の態度,テストの成績を合算して評価する.
他学部,他大学学生も履修可能
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
樫田(1224, 088-656-9308, HCB00537@nifty.ne.jp)
 オフィスアワー: 前期 金曜日 13時半から14時半 総合科学部1号館南棟2階樫田研究室, Email: kashida@ias.tokushima-u.ac.jp
佐伯()
 オフィスアワー: 前期 火曜日 14時から15時 総合科学部1号館南棟2階樫田研究室, Email: kashida@ias.tokushima-u.ac.jp
山口()
 オフィスアワー: 前期 火曜日 14時から15時 総合科学部1号館南棟2階樫田研究室, Email: kashida@ias.tokushima-u.ac.jp
高松()
 オフィスアワー: 前期 火曜日 14時から15時 総合科学部1号館南棟2階樫田研究室, Email: kashida@ias.tokushima-u.ac.jp
医療ボランティア等の実例を用いながら,学生参加型の講義を行う.出欠確認は毎回行う.とりわけ,初回のオリエンテーションは重要なので,欠席しないようにせよ.欠席者には理由を問う.なお,本講義の前半7回は,大学開放実践センター10名への公開授業ともなっている.