2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
暮らしと地図
助教授・田中 耕市 2単位 後期 月(3・4) 全(全)
わたしたちは普段の生活のなかで,地図に触れる機会が非常に多い.多くの人はそれを何気なく見過ごしているが,それに注視して理解することによって新たな世界観を獲得することもできる.本授業は,わたしたちの暮らしに身近な地図をキーワードに,日々の暮らしの疑問を紐解いていく.
わたしたちの暮らしにまつわる身の回りの問題を,地図を用いて解説する.担当者から一方的に話すのではなく,受講者にも多くの発言を求める授業である.また,図を描いたりなどの作業や,グループディスカッションをしてもらうこともある.
地理学,産業,地域
「地図が読めない人」は「地図が読める」ようになる.「地図が読める人」は「地図を楽しく理解できる」ようになる.最終的には「地図が読めない人」も「地図が読める人」も,様々な事象を地図化することによって,地域の諸問題を発見して,それに対する自分の意見を述べられるようになる.
1.オリエンテーション
2.地図を読む
3.なぜ地図化するのか?
4.場所のイメージ
5.食料商品名と地名
6.頭の中の地図
7.江戸時代の地図
8.暮らしと災害
9.生活の空間と時間
10.買物客はどこから来る?
11.地図を用いたコンビニエンスストアの分析
12.都市の構造とは?
13.空中写真から街を見る
14.最新デジタル地図
15.テスト
16.テスト解説
高等地図帳(高校で利用した地図帳でよい)
授業での発言を重視する.他に,授業への取組,小レポート,レポート,期末試験で評価する.
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
田中()
 オフィスアワー: 木曜日12:00-13:00
レポート提出,テストが義務になります.授業中の発言など,積極的な参加を期待します.