2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
人間と生命 / Humanity and Life
人間生活に役立つ天然有機化合物
教授・武田 美雄 2単位 後期 月(1・2) 全(全)
生物(植物·微生物·動物)は, その生命活動の結果として多種多様の有機化合物, いわゆる天然有機化合物を作り出している.人類は古来よりこれらの化合物を例えば薬などに有効に利用してきた.本講義においては, 生物および生物にまつわる様々な現象を科学的見地(生物が作り出す物質)から理解を深めることを目的とする.また,化学構造式に慣れることも目的とする.
天然有機化合物のうち特に人間生活に役立つ化合物, 例えば薬·食品中の化合物, 農業へ利用が期待される化合物について述べる.
天然有機化合物,生物活性,化学構造,人間生活
1.1.化学構造を書くことに慣れる.
2.2.薬用に用いられている植物の化学的根拠を理解する.
3.3.食品中の有用化学成分について理解する.
4.4.生物間相互作用に関する化学物質について理解する.
1.1.天然有機化合物が生成する時の構成単位となる生体物質の化学(糖質)
2.2.天然有機化合物が生成する時の構成単位となる生体物質の化学(アミノ酸)
3.3.トルコ系民族の伝統薬の調査(スライド利用)
4.4.薬用植物に含まれる天然有機化合物(1)
5.5.薬用植物に含まれる天然有機化合物(2)
6.6.薬用植物に含まれる天然有機化合物(3)
7.7.薬用植物に含まれる天然有機化合物(4)
8.8.食品に含まれる天然有機化合物(1)
9.9.食品に含まれる天然有機化合物(2)
10.10.昆虫に生物活性を示す天然有機化合物(1)
11.11.昆虫に生物活性を示す天然有機化合物(2)
12.12.植物に生物活性を示す天然有機化合物(1)
13.13.植物に生物活性を示す天然有機化合物(2)
14.14.抗ガン剤の化学
15.15.期末テスト
16.16.総括授業
講義
教科書は使用しないでノート講義とする.参考書は適宜紹介する.
出席·期末テストの結果を総合的に評価する.
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
武田(2N02, 088-654-7246, takeda@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 後期:月曜日 12時∼13時 総合科学部3号館2階
必ず出席し, ノートを取ること.