2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
人間と生命 / Humanity and Life
バイオと医療
助教授・石田 竜弘, 土屋 浩一郎 2単位 後期 火(9・10) 全(全)
バイオテクノロジーとケミストリーやナノテクノロジーとの融合が急速に進み,それらの成果を創薬や医療に応用していこうとする動きが活発に進められている.本講義では生体の分子論的な立場からこれらの分野の現状を踏まえつつ,その課題や可能性について理解することを目的とする.
分子レベルから最新のバイオ·ナノ·テクノロジーを紹介する.癌をはじめとする疾患の理解と,作用機序に立脚した医薬品の創製や分子デザインをトピックとして取り上げながら紹介する.医療へと応用されようとしているナノテクノロジーの現状と課題について講義する.また,薬物療法における副作用,発現機構の理解を通じ,薬物療法におけるテーラーメード医療の必要性とその課題についても講義する.
ナノテクノロジーやバイオテクノロジーに関するup to dateな情報を通じ,創薬や医療への取り組みの現状の認識を深める.その際,個々の生体分子の構造的基盤に基づいた理解が少しでも深まるように務める.
1.バイオテクノロジーとナノテクノロジーの融合と医療へのアプローチ
2.ナノテクノロジーの医療への応用
3.薬物の動態制御の重要性
4.ドラッグデリバリーシステム開発の現状
5.バイオ医薬品の紹介
6.テーラーメード医療
7.ゲノム医療と副作用
8.臨床試験と生命倫理
教科書は特に指定しない.プリントなどの資料を準備するが,参考書などについては適宜,指示する.
試験,レポート,学習状況などを総合的に評価し,判定する.
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
土屋(薬物情報解析学講座, 088-633-9516, tsuchiya@ph.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 後期 金曜日 13時∼18時 ,薬学部研究棟2F
石田(088-633-7260, ishida@ph.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 後期 金曜日 13時∼18時 ,薬学部研究棟2F
生命現象に興味のある学生さんを歓迎します.