2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
自然と技術 / Science and Technology
防災のための地球科学
講師・西山 賢一 2単位 後期 月(1・2) 全(全)
日本列島はプレートが沈み込む変動帯に位置しているので,地震や火山による災害を受けやすい.また,地形が急峻で平地が少なく,しかも湿潤多雨な気候環境下にあるため,台風や豪雨による災害も多い.日本列島に多発する災害の防災を考える上で基礎となる地球科学の知識を講義するとともに,具体的な防災の方法を考えていく.
災害科学の基礎となる地球科学の知識について学んだのち,地震災害,火山災害,土砂災害,洪水災害について理解を深める.また,ハザードマップ(災害予測図)についても学ぶ.
災害地質学,地球科学,自然災害
自然災害のしくみを理解するとともに,その知識を防災のために活用できるようになる.
1.自然災害とは何か?
2.陸域における水の循環と地形の変化
3.プレートの運動が引き起こす地学現象
4.災害の実例を学ぶ(地震·火山·土砂·洪水)
5.地震の特徴·被害·予測
6.過去に発生した地震災害の実例
7.火山の特徴·被害·予測
8.過去に発生した火山災害の実例
9.土砂災害の種類·被害·予測
10.過去に発生した土砂災害の実例
11.平野は洪水がつくった
12.過去に発生した洪水災害の実例
13.災害予測図(ハザードマップ)
14.自然災害とつきあうために
15.試験
16.総括授業
教科書:指定しない.必要に応じてプリントを配布する.
参考書:「自然災害を読む」岩波書店,1993年,「自然の猛威」岩波書店,1996年,「災害に出会うとき」朝日選書,1996年
期末試験と出席状況(小テスト)を総合的に判断して評価する.
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西山(総科3号館2S05, 088-656-7239, nisiyama@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 月曜日12∼13時
パワーポイントやビデオなどを使う場合があります.遅刻·欠席をしないこと.積極的にノートをとること.