2006年度 徳島大学 共通教育 基盤形成科目群
EDB
ウェルネス総合演習 / Integrated Seminars on Wellness
ウェルネス総合演習 / Integrated Seminars on Wellness
教授・中安 紀美子 2単位 後期 月(5・6) 工(電知)
豊かな社会で健康を守るためには,意識的で節度あるライフスタイルが重要になる.自分の健康や体の状態だけでなく,無意識的な行動パターンや思考様式を知り,どう関わるかは生き方に繋がっている.生涯にわたるウェルネスライフの実践法とその根拠を学習する.
健康問題は,加齢による心身機能の低下や生活習慣病の増加,ストレスによる心の問題など,個人の価値観や生活と深く関わっている.健康生活を生涯にわたって日常的,継続的に実践するためには,個人の努力に加えて,健康を支援するネットワークづくりや公共政策,専門家の養成など包括的なアプローチが重要になっている.また,21世紀は健康の享受について,自己決定と自己責任,情報開示と患者の権利,社会的公平性や平等の原則,住民参加と専門家の役割など,健康や医療について,国民一人ひとりの思想が問われる時代である.以上のような健康に関わる諸問題を視野におきつつ,ウエルネスライフの実践法とその根拠について,学習し理解を深める.
1.生涯にわたるウエルネスライフの実践法とその根拠について多面的に学ぶ
2.健康を支援する政策や制度など社会的な視点についても学ぶ
1.健康観の転換-ヘルスからウエルネスへ -
2.ライフステージにおける健康の課題-加齢変化と生涯発達-
3.からだの老化を防ぐ(細胞膜をしなやかに)
4.からだの老化を防ぐ(血管,気道·肺胞を守る)
5.からだの機能を高める(基礎代謝)
6.からだの機能を高める(抗酸化力)
7.からだの機能を高める(記憶力·創造力)
8.健康の予備力を高める(自律神経系)
9.健康の予備力を高める(内分泌系)
10.健康の予備力を高める(免疫系)
11.健康を守る(グローバリジェイションと感染症)
12.健康を守る(ストレスと心身症)
13.健康を守る(生活習慣病と生活行動)
14.生活を創る-自分のからだ,健康,生活に対する関係性
15.テスト
16.総括授業
プリントを配布する
出席,毎回行う小テスト及び最終テストを総合して行う
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
中安(088-686-7204, nakayasu@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 火曜日12時から13時 総合科学部1号館1階