2006年度 徳島大学 共通教育 基盤形成科目群
EDB
ウェルネス総合演習 / Integrated Seminars on Wellness
ウェルネス総合演習 / Integrated Seminars on Wellness
教授・荒木 秀夫 2単位 後期 金(3・4) 工(機)
スポーツにおける運動は,単なる身体的活動にとどまらず,心身の健康管理や,技術の向上,戦術の獲得といった文化的要因としての知的活動が求められる.本実習では,人間の身体的運動学習における反射,認知,筋制御の役割を,運動場面から学習するために,ボール操作(サッカー)を題材に,その理論と実践を絡めながら学習することを目的とする.
前半では,サッカーの技術(スキル)を学習する上で必要な,「コオーディネーショントレーニング」という欧米の一般的な神経系·スキルトレーニングに基づく実践方法を学習する.後半では,エリア,ブロック,チーム戦術といわれる戦術論の仕組みを理解し,その実践を行いながらサッカーを通しての戦術理論を学習する.特に後半では実際にグループごとの,チームに応じた創造的な戦術フォーメーションを作ることが課題となる.これらを通じて創造的な集団的スポーツ活動の理解を深める.
創造的な戦術的スキルによるパフォーマンス向上の原理を理解する.
1.動きの「コオーディネーション1」
2.動きの「コオーディネーション2」
3.「ボールを操作する」ことを前提とした動きの学習
4.ボール操作における知覚と運動1
5.ボール操作における知覚と運動2
6.「足に頼らない全身の動き」1
7.「足に頼らない全身の動き」2
8.対敵動作に必要とされる個人と集団(2∼3名)によるトレーニング1
9.チームづくり,基礎戦術
10.戦術の作成とシミュレーション1
11.戦術の作成とシミュレーション2
12.トレーニングメニュー作成とゲーム1
13.トレーニングメニュー作成とゲーム2
14.トレーニングメニュー作成とゲーム3
15.まとめ
実習時では,毎回,評価テストを行う(70%).講義においてレポートを提出し,評価の対象とする(30%).
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
荒木(3119, 0886567214, araki@ias.tokushima-u.ac.jp)
これまでの運動能力や身体能力の点であきらめることなく,理解力によってサッカーは上達します.