2006年度 徳島大学 共通教育 基礎科目群
EDB
基礎化学 / Basic Chemistry
基礎化学III·細胞生物化学の基礎
教授・篠原 康雄 2単位 後期 月(7・8) 薬(薬1)
薬学など,生命科学を主体とした学問領域を将来専攻する際に必要であると思われる生物学の基礎,とりわけ生命現,象を司る最小単位である細胞の機能を中心に講義を進める.
細胞内では,多様な化学反応が生物エネルギーによって支えられている.これらの反応を円滑に行うための装置であ,る酵素をはじめとする種々の機能性タンパク質と生物エネルギーに,焦点をあてる.
細胞生物学,生物物理化学,生物薬品化学
1.生物学や化学の基礎的知識をもち,自分で教科書を読み進める能力の育成をめざす.
2.2年次以降の生化学や生物物理化学関連の講義をスムーズに履修にできるようにすることをめざす.
1.1.生命とは
2.生命科学の概説,および生命の最小単位である細胞の化学活動
3.2∼5.タンパク質とは
4.生命活動を支えるタンパク質の構造的特徴と機能
5.6∼9.核酸とは
6.遺伝情報の担い手としての核酸の構造と機能
7.10∼13.酵素反応速度論
8.酵素反応の様式とその速度論的解析
9.14.酸化還元反応
10.酸化還元反応の意味と分子機構
11.15.生体エネルギーの産生
12.生体が生命活動維持のために営んでいるエネルギー産生とその機構
教科書:中垣ら著 『生物物理化学』 南江堂
試験を行う.
(薬1年)
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
篠原(088-633-9145, yshinoha@genome.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: 質問等での研究室訪問は歓迎する.ゲノム機能研究センター2F
自分で教科書を読み,理解することの喜びを知ってほしい.と同時に,なぜだろう?という問題意識を育んでほしい.