2006年度 徳島大学 共通教育 基礎科目群
EDB
基礎物理学 / Basic Physics
基礎物理学f·力学
講師・川崎 祐 2単位 前期 木(13・14) 工(夜間主)
学部における専門教育を理解する上で必要になる基礎的な力学的知識およびその考え方を習得するとともに,応用能力を身に付けることを目的とする.基礎的な力学現象を中心にそれらの数学的記述を理解することを目的とする.
質点の運動におけるニュートンの運動法則の数学的記述を示し,基本的な力学現象にそれを適用することにより,その運動を理解する.次いで,運動量,力学的エネルギー,角運動量の保存則を概観する.
ニュートンの運動法則,力学的エネルギー,運動量,角運動量
1.力という抽象的概念及びニュートンの運動方程式を理解する
2.仕事,運動エネルギー,保存力とポテンシャルエネルギーの関係,及び力学的エネルギーの保存則について理解する
3.運動量とその保存則,また回転運動を角運動量,トルクという物理量で捉える方法について理解する
1.はじめに,測定
2.直線運動
3.ベクトル
4.2次元と3次元の運動
5.力と運動I
6.力と運動II
7.運動エネルギーと仕事
8.ポテンシャルエネルギーとエネルギー保存
9.中間試験
10.粒子系
11.衝突
12.回転
13.転がり,トルク,角運動量
14.演習
15.期末試験
16.総括
D.ハリディほか 物理学の基礎 [1]力学 (培風館)
R.A.サーウェイ 科学者と技術者のための物理学 Ia 力学·波動 (学術図書)
中間試験,期末試験,授業への取り組み状況などをもとに総合的に評価する.
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川崎(A棟217, 088-656-9878, yu@pm.tokushima-u.ac.jp)
公式を暗記するのではなく,力やエネルギーという抽象的概念を理解することが肝心である.教科書には独習できるように,丁寧に書かれた本を選定している.