2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
日常生活と財産法
講師・直井 義典 2単位 後期 月(3・4) 全(全)
現代社会においては日常生活でも法的紛争が生じることが多くなって いる.こうした場面で用いられる財産法の概略を理解することによって,論理に基づ く紛争の解決ならびに予防ができる力を身につけることを目的とする.
日常生活と密接な関わりをもつ民法のうち財産法の部分を,ものを買 う・お金を借りる・交通事故に遭った,という3つのテーマに即して概説する.
法律の条文に基づいて,論理的に問題を考える力を身に付ける.
1.民法典の全体像
2.民法典の売買規定・その1(成立)
3.民法典の売買規定・その2(効力)
4.民法典の売買規定・その3(債務不履行)
5.消費者保護法制・その1(消費者保護法)
6.消費者保護法制・その2(特商法・割販法)
7.民法典の消費貸借規定
8.利息制限法制・その1(現行の規定)
9.利息制限法制・その2(法規定の変遷)
10.消費貸借に関する判例の動き
11.不法行為法・その1(総論)
12.不法行為法・その2(過失)
13.不法行為法・その3(損害賠償)
14.不法行為法・その4(使用者責任・共同不法行為)
15.請求権競合
16.期末試験
教科書は使用しない.授業の際には六法を持参すること(『コンパクト六教』『ポケット六法』『デイリー六法』のいずれかでよい).
講義中,適宜紹介する.
出席状況・学期中に課すレポート・期末試験の成績による.
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
直井()
 オフィスアワー: 月曜12時∼13時
感情論ではなく論理に基づいた思考をする心構えで望んで 下さい.