2007年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
歴史と文化 / History and Culture
日本の古代史 / Ancient Japanese History
准教授・衣川 仁 2単位 前期 月(13・14) 工(夜間主)
日本の古代史の中で,今年度は奈良時代の政治過程を中心に検討していく.それによって,古代がどういう時代であったのかを把握する.同時に,歴史学が考える学問であることを理解してもらいたい.
平城京に都を定めた頃から始めて,長岡遷都直前までの政治史を中心に検討する.古代史において,政治の中心にあった天皇,およびその周辺の政治勢力が,いかに支配システムを構築していったのか,史料に基づいて跡づけていく.
天皇,律令,仏教,平城京
奈良時代の政治史の流れと,それに深く関わった皇統の歴史をおさえ,その特質を理解する.
1.ガイダンス
2.壬申の乱
3.「大君は神にしませば・・・」
4.天武・草壁の死と持統即位
5.律令制の展開と平城京
6.女帝の時代
7.不比等の登場
8.光明立后への道
9.長屋王の変
10.天平時代
11.大仏開眼
12.行基と民衆
13.孝謙の即位
14.法王道鏡
15.学期末試験
16.総括
教科書は使用せず,プリント等を配布する.参考書等は授業の中で適宜紹介する.
学期末試験を中心に評価するが,出席・コメントなど,授業への取り組みも勘案する.
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衣川(088-656-7153, kinugawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 月曜日10時25分∼11時55分(前期),月曜日12時50分∼14時20分(後期)
暗記ではなく考えることを意識してほしい.試験においても同様です.