2007年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
物と民事責任 / Product Liability
准教授・直井 義典 2単位 前期 木(11・12) 工(夜間主)
物が引き起こす種々の損害について民事法がどのように対処しているのかを理解する.
連日,物による事故が報道されている.その中には自動車のハブ破断やガス管の折損のような重大な事故もある.本講義ではこうした事故が発生した場合に,民事法がどのように対処するのかを説明する(刑事罰については扱わない,という意味である).
民事責任,不法行為,工作物責任,製造物責任
物が引き起こす損害に対する民事法の対処法を理解する.
1.序論(民事法とは)
2.不法行為法・その1(要件・効果の概略)
3.不法行為法・その2(故意・過失)
4.不法行為法・その3(権利侵害)
5.不法行為法・その4(因果関係)
6.不法行為法・その5(損害論1)
7.不法行為法・その6(損害論2)
8.不法行為法・その7(工作物責任1)
9.不法行為法・その8(工作物責任2)
10.売買法・その1(債務不履行)
11.売買法・その2(瑕疵担保責任)
12.製造物責任法・その1(製造物)
13.製造物責任法・その2(欠陥)
14.製造物責任法・その3(製造物責任の位置づけ)
15.まとめ
16.期末試験
使用しない.
適宜指示する.
出席点・学期中に課すレポート・期末試験の成績による.
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
直井(naoi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 木曜10:30∼12:00
必ず,六法を持参すること(『コンパクト六法』・『ポケット六法』などの小型のものでよい).