2007年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 |
EDB |
自然と技術 / Science and Technology |
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ゼミナール「化学の歴史を訪ねて-化学の原典-」 / Seminar : History of Chemistry |
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[旧カリキュラム] 授業科目名: 自然科学ゼミナール, 分野: 自然科学
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教授・中馬 寛 2単位 前期 水(7・8) 全(全) |
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授業の目的 |
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化学における幾つかの解説を付けた重要な原著(和訳された論文)等を読み,現代化学の成り立ちとその体系的基盤の理解を目的とする.現代化学は種々の個別分野に細分化され,それらの関連と体系的理解が専門分野の学習の前にも必要となり,本授業では高校の化学とこれから学習する化学の橋渡しを目指す. |
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授業の概要 |
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配布資料の「元素の発見と研究」,「化学結合論」,「構造化学」,「有機電子説」,「有機立体化学」,「有機化学構造論」等の論文とそれらを理解するための参考資料を基に,毎回,一つのトピックについての解説を行う. 授業の形式として学生自身の発表形式を計画している.すなわち,上記の授業の各単元と受講者数にあわせて分担を決め,その内容についての説明と練習問題の解答を受講生自らが発表形式の形で行っていく. なお,受講生は発表の準備として事前に(∼2週間前)に担当教員と連絡を取り,資料等の準備を開始する. |
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キーワード |
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化学史,化学結合,構造化学,有機化学 |
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到達目標 |
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1. | 現代化学を理解する基礎として,化学の分野の「マイルストーン」の概要とその意義の理解 |
2. | それらを現代化学の体系的理解に役立てること |
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授業の計画 |
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1. | オリエンテーション |
2. | 元素の発見と研究(1) |
3. | 元素の発見と研究(2) |
4. | 化学結合論(1) |
5. | 化学結合論(2) |
6. | 化学結合論(3) |
7. | 構造化学(1) |
8. | 構造化学(2) |
9. | 構造化学(3) |
10. | 有機化学(1) |
11. | 有機化学(2) |
12. | 有機化学(3) |
13. | 有機化学(4) |
14. | 有機化学(5) |
15. | 有機化学(6) |
16. | まとめ |
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教科書 |
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関連資料*を配布予定:*日本化学会編,「化学の原典」,東京大学出版会 など |
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成績評価の方法 |
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レポート,学習状況および出席状況 |
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WEBページ |
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→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
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連絡先 |
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原則として講義終了後・薬学部4F 薬品分析学(創薬理論化学)研究室・hchuman@ph.tokushima-u.ac.jp |
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受講者へのメッセージ |
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高校の化学,特に元素,原子と分子の構造,有機化学等に関連する箇所を良く復習しておいて下さい.分からない点があれば,そのままにせず必ず質問して下さい. *この授業はけっして詳細の完全な理解を求めるのではなく,その概要と一つ一つのトピックの化学における意義を理解することが重要です. |