| 2007年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 |
| EDB |
| 自然と技術 / Science and Technology |
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| ゼミナール「天然物とくすりと有機合成」 / Seminar : Natural Products, Drugs and Organic Synthesis |
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[旧カリキュラム] 授業科目名: 自然科学ゼミナール, 分野: 自然科学
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| 教授・宍戸 宏造 2単位 後期 水(9・10) 全(全) |
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| 授業の目的 |
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| 天然由来の生理活性物質から生まれた医薬品と有機合成の関わりについて理解し,重要な医薬品の創製について考える. |
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| 授業の概要 |
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| 我々の健康と生命維持に不可欠な医薬品のなかには,モルヒネで代表される天然由来の化合物が含まれる.この授業では,(1)これらが植物や動物の体内でどのようして作られるのかを理解し,(2)どのようにして活性が発現されるのか,(3)実際にどのような方法で薬として供給されているのか,特に有機合成という人工的な供給法について学び理解を深める.授業のスタイルは,講義という一方的な形ではなく,双方向的なものとする.即ち,受講者を2-3名のグループに分け,それぞれにテーマを与える.グループごとに,それぞれのテーマについて調べ,勉強し,発表し,全員でディスカッションをする,という形式を採用する.調べる手段は,インターネット,図書館等を活用し,プレゼンテーションはパソコンのパワーポイントを使用する.各グループに大学院生 (TA) をアドバイザーとして配置する.パワーポイントの使い方をマスターすることも本講義の目的である.また,2回の予定で,宍戸が医薬品科学の現状とホットな話題を提供し,それに関するディスカッションを行う. |
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| キーワード |
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| 天然物,生理活性,医薬品,有機合成 |
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| 到達目標 |
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| 1. | 医薬品として使用されている生理活性天然物にはどのようなものがあるか,その生合成はどのようになっているか,有機合成と医薬品創製の関連等について理解する. |
| 2. | 更に,与えられたテーマに関し,自ら調べ,まとめ,発表するという一連の流れを身につける訓練を積む. |
| 3. | ディスカッションの機会を多くし,問題点を把握し,自分の意見をしっかり述べられるようにする. |
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| 授業の計画 |
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| 1. | 授業ガイダンスと概要;パワーポイントの使い方(1) |
| 2. | 天然由来医薬品に関する講義;グループ分けと課題の提示;パワーポイントの使い方(2) |
| 3. | プレゼンテーション-1とディスカッション;総括(宍戸) |
| 4. | プレゼンテーション-2とディスカッション;総括(宍戸) |
| 5. | プレゼンテーション-3とディスカッション;総括(宍戸) |
| 6. | プレゼンテーション-4とディスカッション;総括(宍戸) |
| 7. | プレゼンテーション-5とディスカッション;総括(宍戸) |
| 8. | 医薬品科学の現状と話題提供(宍戸)—1;,ディスカッション |
| 9. | プレゼンテーション-6とディスカッション;総括(宍戸) |
| 10. | プレゼンテーション-7とディスカッション;総括(宍戸) |
| 11. | プレゼンテーション-8とディスカッション;総括(宍戸) |
| 12. | プレゼンテーション-9とディスカッション;総括(宍戸) |
| 13. | プレゼンテーション-10とディスカッション;総括(宍戸) |
| 14. | 医薬品科学の現状と話題提供(宍戸)—2;,ディスカッション |
| 15. | 総括(宍戸)と意見交換. |
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| 教科書 |
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| 教科書は特に指定しない.適宜,参考図書及び参考文献を知らせる. |
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| 成績評価の方法 |
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| 出席状況とプレゼンテーションの評価を総合して行う. |
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| WEBページ |
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| →コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
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| 連絡先 |
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宍戸(附属医薬創製教育研究センター4F, 088-633-7287, shishido@ph.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
金曜日の10時∼12時 (調節可,メールで問合せること) |
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| 受講者へのメッセージ |
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| 我々に身近な医薬品は,どのようにして生まれ,供給されているのか,これからどのような医薬品を創製していけば良いか,など化学的側面から「くすり」を勉強しましょう. |