2007年度 徳島大学 共通教育 基盤形成科目群
EDB
ウェルネス総合演習 / Integrated Seminar on Wellness
ウェルネス総合演習 / Integrated Seminar on Wellness
教授・荒木 秀夫 2単位 後期 月(5・6) 工(電知)
スポーツにおける運動は,単なる身体的活動にとどまらず,心身の健康管理や,技術の向上,戦術の獲得といった文化的要因としての知的活動が求められる.本実習では,人間の身体的運動学習における反射,認知,筋制御の役割を,運動場面から学習するために,ボール操作(サッカー)を題材に,その理論と実践を絡めながら学習することを目的とする.
前半では,サッカーの技術(スキル)を学習する上で必要な,「コオーディネーショントレーニング」という欧米の一般的な神経系·スキルトレーニングに基づく実践方法を学習する.後半では,エリア,ブロック,チーム戦術といわれる戦術論の仕組みを理解し,その実践を行いながらサッカーを通しての戦術理論を学習する.特に後半では実際にグループごとの,チームに応じた創造的な戦術フォーメーションを作ることが課題となる.これらを通じて創造的な集団的スポーツ活動の理解を深める.
コオーディネーショントレーニング,運動
創造的な戦術的スキルによるパフォーマンス向上の原理を理解する.
1.オリエンテーション
2.動きの「コオーディネーション1」
3.動きの「コオーディネーション2」
4.「ボールを操作する」ことを前提とした動きの学習
5.ボール操作における知覚と運動1
6.ボール操作における知覚と運動2
7.「足に頼らない全身の動き」1
8.「足に頼らない全身の動き」2
9.対敵動作に必要とされる個人と集団(2∼3名)によるトレーニング1
10.チームづくり,基礎戦術
11.戦術の作成とシミュレーション1
12.戦術の作成とシミュレーション2
13.トレーニングメニュー作成とゲーム1
14.トレーニングメニュー作成とゲーム2
15.トレーニングメニュー作成とゲーム3
実習時では,毎回,評価テストを行う(70%).講義においてレポートを提出し,評価の対象とする(30%).
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荒木(3119, 0886567214, araki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)