2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年(前期) 2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年(前期) 2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 哲学·思想サブコース 学部課程 — 2年(前期) |
EDB |
アジア思想研究I |
教授・有馬 卓也 2単位 |
授業の目的 |
アジア思想研究では,文学作品や思想書,或いは画像などを手がかりに,中国の思想·文化を様々なテーマから解明し理解していくことを主眼に於て講義を行っていく.そして,中国文化の基層に流れている様々なものを考えていきたい. 今年度は中国思想・文学の巨大なテーマの一つである隠者論を考える.このテーマは人間が生きていく中で必ずと言っていいほど体験する疎外感と密接に関わる問題であり,それ故,数多くの議論がなされてきた.それらの争点を明らかにした上で,日本の幕末維新期の志士たちをモデルに考えていく. |
授業の概要 |
孤立した人間―中国的隠者論の展開 |
キーワード |
隠者論,志士,幕末維新 |
受講者へのメッセージ |
本講義を受講するためにあらかじめ準備しておくことはない.講義中の私語等は即刻退場を命じることがある. |
到達目標 |
日本における漢学の流れを理解し,あわせて文化理解への基礎的能力を養う. |
授業の計画 |
1. | ガイダンス |
2. | 隠者論が生まれた背景と隠者論の諸相 |
3. | 長州藩高杉晋作の場合 |
4. | 米沢藩雲井龍雄の場合 |
5. | 薩摩藩西郷隆盛の場合 |
6. | まとめ |
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成績評価の方法 |
出席点と最終回に行う試験を総合的(おおむね5·5の予定)に判断して評価する.欠席をする場合,あらかじめ連絡を入れること.連絡があった場合の欠席と無断欠席とでは評価が異なるので注意.詳細は第一回目の講義の時に連絡する.試験は持ち込み可とするが,知識を問うような問題は出さない. |
教科書 |
毎回プリント(漢文)を配布するので特に教科書·参考書として指定するものはない.参考となる文献等については随時提示する. |
WEBページ |
→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
連絡先 |
有馬(088-656-7119, arima@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
随時 |
備考 |
隔年開講 |