2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年 2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年 2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 哲学·思想サブコース 学部課程 — 2年 |
EDB |
アジア思想研究II |
教授・有馬 卓也 2単位 |
授業の目的 |
アジア思想研究では,文学作品や思想書,或いは画像などを手がかりに,中国の思想·文化を様々なテーマから解明し理解していくことを主眼に於て講義を行っていく.そして,中国文化の基層に流れている様々なものを考えていきたい. 本年度は前漢初期における思想·文化の特質を,総合的に見ていく.歴史的には前代のの秦の始皇帝のから,項羽と劉邦の楚漢抗争期を経て,文帝·景帝,そして武帝へと至る約百年あまりの叙述となる.所謂思想的な問題のみにとらわれず,政治的な問題や不老不死·登仙といった文化的問題,或いはこの時代を取り上げた小説などにも言及しつつ,複合的な理解を試みる. |
授業の概要 |
前漢思想文化論―秦の始皇帝から前漢武帝へ |
キーワード |
諸子百家,反秦論,前漢思想 |
受講者へのメッセージ |
本講義を受講するためにあらかじめ準備しておくことはない. 講義中の私語等は即刻退場を命じることがある. |
到達目標 |
中国文化の基層をなすとも言える時代を理解し,あわせて人間の普遍的な理解を試み得る目をもつこと. |
授業の計画 |
1. | ガイダンス |
2. | 1,秦始皇帝―統一王朝の夢とその崩壊 |
3. | 2,前漢という国家が抱えていたもの |
4. | 3,項羽と劉邦―楚漢抗争 |
5. | 4,劉邦·恵帝·呂后期の諸問題 |
6. | 5,文帝·景帝期の諸問題 |
7. | 6,武帝期の諸問題 |
8. | まとめ |
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成績評価の方法 |
出席点と最終回に行う試験を総合的(おおむね5·5の予定)に判断して評価する.欠席をする場合,あらかじめ連絡を入れること.連絡があった場合の欠席と無断欠席とでは評価が異なるので注意.詳細は第一回目の講義の時に連絡する.試験は持ち込み可とするが,知識を問うような問題は出さない. |
教科書 |
毎回プリント(漢文)を配布するので特に教科書·参考書として指定するものはない.参考となる文献·小説については随時提示する. |
WEBページ |
→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
連絡先 |
有馬(088-656-7119, arima@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
随時 |
備考 |
隔年開講(本年度開講せず) |