2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年(後期), 3年(後期) 2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年(後期), 3年(後期) |
EDB |
アジア思想基礎研究 (後期) |
教授・有馬 卓也 2単位 |
授業の目的 |
アジア思想基礎研究は,主に思想·文学関係の基礎文献を講読しながら,中国の文化を考えていこうとするものである.漢文を読むための基礎知識を伝えることももちろんだが,メインは文化理解の方に置いている.本年度は中国の不思議小説を集める『太平広記』の中から,巻116報応十五·巻456蛇一・巻480蛮夷一を読む予定. |
授業の概要 |
小説からさぐる思想·文化 |
キーワード |
志怪小説,伝奇小説,中国文化 |
受講者へのメッセージ |
演習の形態をとるので,全員が担当することを前提とする.したがって,最高25名を限度としたい.最初に出席者の担当を決め,発表当日までに予習のチェックを行うことを義務づける(授業の際,誤読の訂正の為に時間を浪費することをさけるため). |
到達目標 |
漢文(白文)に対する基礎理解(慣れ)と,不思議小説を通しての中国文化理解. |
授業の計画 |
1. | 巻116報応十五は因果応報に関する逸話を26話,巻456蛇一は蛇にまつわる不思議譚を40話,巻480蛮夷一は中国の辺境に生息する異人譚を25話掲載する.前後期あわせて以上91話を読破したい. |
2. | 毎回3話程度を読んでいく. |
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成績評価の方法 |
演習形式で行うので,出席点と担当の出来具合を総合して評価する.出席は一回につき5点.担当の点数は100点から出席点(授業回数×5)を引いた数字が満点となる.欠席をする場合,あらかじめ連絡を入れること.連絡があった場合の欠席と無断欠席とでは評価が異なるので注意.詳細は第一回目の講義の時に連絡する. |
教科書 |
特に教科書·参考書として指定するものはないが,以下の文献は講義理解の手助けとなろう.,竹田 晃『捜神記』(平凡社·東洋文庫),今村与志雄『唐宋伝奇集(上下)』(岩波文庫·赤),陳 舜 臣『ものがたり唐代伝奇』(朝日文庫),今村与志雄『酉陽雑俎(1∼5)』(平凡社·東洋文庫) |
WEBページ |
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連絡先 |
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随時 |