2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年(後期), 3年(後期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年(後期), 3年(後期)
EDB
アジア社会基礎研究 (後期)
准教授・荒武 達朗 2単位
授業の目的
中国社会について,現代中国文で書かれた文章を読む.中国社会への理解を深めるとともに,現代中国文の読解能力を向上させる.全学共通中国語Iを修得したレベルから開始する. 開始当初はあまりの難しさに面食らうかもしれない.だが目標レベルを高く設定する事は能力の向上の為には必要なことである.叱責を受けながら頑張っていただきたい.3カ月を過ぎる頃には,新聞程度なら辞書を片手にすらすら読めるレベルに達している.
授業の概要
中国社会の研究 現代中国文の訓練
キーワード
中国語講読,中国社会
先行科目
中国語
受講者へのメッセージ
毎回担当者を決めず,随意に指名するので予習は欠かせない.予習をしていない,あるいは出来ない者には苦痛の授業となる.残念ではあるが,理解できる範囲以上の事は理解しようとも思わない者がいる.このような学生には縁のない授業である.遠慮して頂きたい.ここで求められるのは,開始レベルの高低を問わず,向上心を持った野心的な学生である. 文法の重要事項は何度でも繰り返し解説するので後期からの受講も認める.全学共通1年生の中国語を既修のこと.また中国語を母語とする学生にとっては,既知の内容であるので,受講を許可しない.
到達目標
現代中国語の文章読解能力の向上
授業の計画
最初の方は一回の授業でテキスト10行程度を目処に読んでいくが,次第にスピードアップをはかる.音読と日本語訳を義務として課す.難解な文章も順を追いつつ,文法事項を確認していくと必ず読めるのである.
成績評価の方法
評価の善し悪しは授業態度により決まる.
教科書
前期には戦前の上海についての小話を集めた『老上海奇聞』という本から幾つかの話を読む.,後期は『武漢文史資料文庫』か『上海文史資料存稿匯編』,或いは現代中国史に関わる基礎文献から資料·論文を抜粋する.,これらは一般販売されていないので,適宜配布する.
参考資料
辞書は必要.ただし電子辞書は学習効果があがらないので初学者に向かない.紙媒体の辞書を買いなさい.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
荒武(2312, 088-656-7148, aratake@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 朝がよい.午後は気怠く対応するかもしれない.