2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学部課程 — 2年(前期)
EDB
日本言語基礎研究I (前期)
教授・岸江 信介 2単位
授業の目的
この授業では,日本語学概論の音声·音韻・アクセントについての講義をする.音声学に関する基礎的な知識を身につけること,日本語学各分野への興味づけを行うことを目的にする.音声を科学的に追究するという姿勢を学び,音声学の研究成果を概説的に学習する.科学的視点での,ものの見方,とらえ方などを音声科学の諸事例を参照·検討することによって深めてみたい.なお,吉野川流域の音声・アクセント調査をフィールドワークとして実施し,各自が資料収集にあたり,分析を行う.
授業の概要
国語学·日本語学·日本語教育等で基礎となる学習を行うが,基礎研究Ⅰでは主に日本語の音声·アクセントなどを幅広く取り上げ,概説的な授業のあと,「現代GP科目」として,吉野川流域の音声・アクセントの調査を実施する.
受講者へのメッセージ
授業は,講義形式を原則とするが,受講生各人が興味を持つ分野について,レポートを提出する.学期末毎にテストを行うこともある.
到達目標
日本語を科学的な視野からとらえ,日本語学の基礎を理解する.
授業の計画
1.(1)音声研究入門
2.(2)音声とは?
3.(3)聴音音声学と音響音声学
4.(4)音声器官と発声の仕組み
5.(5)母音と子音
6.(6)拍と音節
7.(7)日本語のポーズとイントネーション
8.(8)日本語のアクセント
9.(9)音声の対照研究
10.(10)日本語の方言音声1
11.(11)日本語の方言音声2
12.(12)日本語音声の音響分析1
13.(13)日本語音声の音響分析2
14.(14)吉野川流域アクセント調査の説明1
15.(15)吉野川流域アクセント調査の説明2
16.(16)吉野川流域アクセント調査
成績評価の方法
評価は,吉野川アクセント調査レポート(40%),出席(40%),小テスト(20%)を目安とする.
教科書
教科書:今石元久編『音声研究入門』和泉書院 定価1800+税,教 材:授業でプリントを配布することがある.,参考書:各分野で必要な論文·図書を紹介する.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
岸江(088-656-9309, kishie@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 火曜日12∼13時 総合科学部1号館3階(2307) 656-9309:kishie@ias.tokushima-u.ac.jp
備考
現代GP科目