2007年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 学部課程 — 2年(前期)
EDB
ドイツの文学
教授・石川 榮作, 准教授・井戸 慶治, 教授・依岡 隆児 2単位
授業の目的
ドイツ文学を専門とする三人の教官が,それぞれ下記のテーマで作者の生涯や作品などを論じていく.いろいろな作品に出会い,それらを実際に読むことで,教養を高め,豊かな人間性を培うことを目的とする.
授業の概要
ドイツ文学入門
キーワード
ニーベルンゲンの歌,ワーグナー,啓蒙主義,シュトゥルム·ウント·ドラング,ロマン主義
関連科目
ドイツ言語文化研究I (その1),ドイツ言語文化研究I (その2),ドイツ言語文化研究I(その3)ドイツ言語文化研究I(その4)
受講者へのメッセージ
共通教育のドイツ語入門を履修していることが望ましいが,作品紹介などには主に翻訳を使うので,未履修者も受講不可能ではない.
到達目標
ドイツ文学の傾向を知るとともに,少なくとも一つの作品を実際に読み,それについて考えたことを文章化する.
授業の計画
1.石川ーーニーベルンゲン文学の系譜 1)ドイツ文学史概観
2.2)中世英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』前編
3.3)中世英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』後編
4.4)ワーグナーの楽劇『指環』-----『ラインの黄金』と『ワルキューレ』
5.5)ワーグナーの楽劇『指環』-----『ジークフリート』と『神々の黄昏』
6.井戸ーー18~19世紀の作家たちとその作品1)啓蒙主義
7.2)シュトゥルム・ウント・ドラングと古典主義
8.3)ロマン主義
9.4)ロマン主義(続)
10.5)ロマン主義以降
11.依岡-----20世紀のドイツ文学1)20世紀初頭のモダニズム,特に表現主義について
12.2)カフカやムージル,トーマス·マン,ヘッセなどの作品紹介
13.3)ブレヒトやベンヤミンなどの新しい文学観の紹介
14.4)第二次世界大戦の文学動向の紹介
15.5)ツェランやハインリヒ·ベル,ギュンター·グラスなどの作品紹介
16.定期試験(レポート提出)
成績評価の方法
授業への取り組みと三人の教官のレポートによる.
対象学生
2年次以上
教科書
テキストとしては適宜プリントを配付する.,参考文献 石川栄作著『ニーベルンゲンの歌』を読む (講談社学術文庫)
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
石川(088-656-7142, ishikawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 火曜日 15時--16時
井戸(ido@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 火曜日14時30分から16時まで
依岡(1308, 088-656-7143, yorioka@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 火曜日 12時~13時 依岡研究室(総合科学部1号館)