2007年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 言語表現サブコース 学部課程 — 2年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 言語コミュニケーションサブコース 学部課程 — 2年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学部課程 — 2年(前期)
EDB
英米言語研究I (その1)
教授・井上 永幸 2単位
授業の目的
この講義では,日常生活の身近な例を使って,英語の意味と形について考えてゆく.「明かりをつける」という意味のturn on the lightとturn the light onはどう違うのか.the lightを代名詞にしてitにするとなぜturn it onのようにturnとonにはさまれるのか.John has many books.はなぜ不自然か.happen,occur,take placeはどこが違うか.常に「なぜ」考える姿勢で,複数の表現形式と意味の関係を考察してゆく.その際,適宜コンピュータを使ったコーパス言語学の手法を援用する.
授業の概要
現代英語の文法·語法研究
キーワード
英語学,英語語法研究,コーパス言語学,辞書学
関連科目
言語資料とコンピュータ
受講者へのメッセージ
(1) 常に自分から問題点を探求する態度で望んでもらいたい.学生諸君の新鮮でユニークな発想を期待している.(2) 後期の授業は前期の授業の内容を前提としているので,まず前期を受講し,その後で後期を受講することが望ましい.また,「言語資料とコンピュータ」もあわせて受講したい.(3) 授業に関する最新情報は,下記サイトを参照のこと.http://lexis.ias.tokushima-u.ac.jp/
到達目標
現代英語の文法·語法研究に必要な基礎知識を身につけること.
授業の計画
1.講義概要説明
2.文体と使用域
3.慣用句とコロケーション
4.語順と話し手·書き手の意図(1)
5.語順と話し手·書き手の意図(2)
6.有標性
7.反意語と否定
8.直示
9.指向性
10.時:時制と相
11.動詞の相
12.語法研究 (1)
13.語法研究 (2)
14.語法研究 (3)
15.語法研究 (4)
16.試験
成績評価の方法
授業参加及び試験による.
対象学生
2年次以上
教科書
井上永幸·赤野一郎 編 (2007)『ウィズダム英和辞典』第2版.三省堂.,※適宜,プリントも配布.
参考資料
齊藤俊雄·中村純作·赤野一郎 編 (2005)『英語コーパス言語学 ─基礎と実践─ 【改訂新版】』研究社.,※最初の授業で,参考文献一覧表を配布.
WEBページ
http://lexis.ias.tokushima-u.ac.jp/
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連絡先
井上(2302, 088-656-7125, inoue@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 毎週 水曜日 14:35-16:05 井上研究室(総合科学部1号館3階),e-mail:inoue@ias.tokushima-u.ac.jp