2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学部課程 — 2年(前期) 2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 哲学·思想サブコース 学部課程 2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 歴史·社会サブコース 学部課程 — 2年(前期) |
| EDB |
| アメリカ文化論(その1) |
| 教授・上野 加代子 2単位 |
| 授業の目的 |
| アメリカ社会学の理論や概念をいくつか講義しながら,少年犯罪,いじめ,児童虐待,経済格差,自尊心低下といった社会的関心の高い問題を考えていきます. |
| 授業の概要 |
| アメリカ社会学の主要な理論や概念を分かりやすく説明します.メディア報道の分析方法(メディア·リタラシー),公的統計の社会学的解読方法(社会統計リタラシー)などについても講義します. |
| 受講者へのメッセージ |
| 地域システムコース『青少年問題研究Ⅱ』(地域システムコース)との合同講義なので,両方の授業に登録することはできない. |
| 到達目標 |
| 受講後,皆さんが,テレビや新聞が報じる青少年の諸問題や自分自身の問題などについて少しでも違った見方ができるようになることを期待します. |
| 授業の計画 |
| 1. | オリエンテーション/ 「犯罪」「病気」「障害」「問題」の社会学的な捉え方 |
| 2. | ひとはどのようにして非行少年や異常者になってしまうのか(ラベリング論を学ぶ) |
| 3. | ひとはなぜ犯罪をおかすのか①諦められない人生について(アノミー理論を学ぶ) |
| 4. | ひとはなぜ犯罪をおかすのか②下位文化論③損得勘定で人生を生きる(ボンド理論を学ぶ) |
| 5. | 少年犯罪の「増加・深刻化」について(公的統計の社会学的な解読法を学ぶ) |
| 6. | いじめ問題(予言の自己成就について学ぶ) |
| 7. | 児童虐待の「増加・深刻化」について(社会問題の社会構築主義を学ぶ) |
| 8. | モラルパニック ー 社会問題報道と厳罰主義 |
| 9. | メーガン法の成立 |
| 10. | 医療化現象 |
| 11. | 性的虐待とバックラッシュ |
| 12. | 子どもの時代の記憶論争 |
| 13. | アイデンティティのポリティクス |
| 14. | 講義のまとめ |
| 15. | 受講生発表 |
| 16. | レポート返却 |
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| 成績評価の方法 |
| レポート,受講生発表,授業への参加度などを総合的に評価する. |
| 教科書 |
| 教科書なし.毎回配布するレジュメに関連文献を記載する. |
| 参考資料 |
| バリーグラスナー著,松本薫訳,2004年『アメリカは恐怖に踊る』草思社;ジョエル・ベスト著,林大訳,2002年『統計はこうしてウソをつく』白揚社など |
| WEBページ |
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