2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学部課程 — 2年(後期) 2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 哲学·思想サブコース 学部課程 — 2年(後期) 2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 歴史·社会サブコース 学部課程 — 2年(後期) |
| EDB |
| 哲学思想基本研究II (その4) |
| 教授・石田 三千雄 2単位 |
| 授業の目的 |
| カントの倫理学の著作を読みながら,道徳が含む諸問題を批判的に考える. |
| 授業の概要 |
| カントの『人倫の形而上学の基礎づけ』および『人倫の形而上学』を読むことで,人間の行為の道徳性を考える.われわれは日常生活で「いかに行為すべきか」に日々直面している.それだけではなく,生殖技術のような新たな技術によって,人間の人格とは何かが揺さぶられている.何が道徳的であるかはもはや自明ではなくなっている.人間の倫理を考えるとき,カントの倫理学は,その立場に立つと否とにかかわらず一つの基本的な視点を与えるであろう. |
| キーワード |
| カント,道徳,自由,自律 |
| 関連科目 |
| 哲学思想基本研究I (その4),哲学思想基本研究III (その4) |
| 受講者へのメッセージ |
| 演習形式で授業を進めるので,演習時間毎に予習が不可欠である.学生諸君の積極的な参加と準備・議論を期待する. |
| 到達目標 |
| 人間の自由とは何か,自律とは何か,等について自分で考え,討論することができる. |
| 授業の計画 |
| 1. | 1 ガイダンス |
| 2. | 2∼3 自由の概念(1) |
| 3. | 4∼5 自由の概念(2) |
| 4. | 6∼7 定言命法 |
| 5. | 8∼9 実践哲学の限界 |
| 6. | 10∼11 目的の概念 |
| 7. | 12∼13 行為の格率 |
| 8. | 14 義務 |
| 9. | 15 レポートの課題提示 |
| 10. | 16 総括授業 |
|
| 成績評価の方法 |
| 毎回の出席状況,議論状況を基本に評価し,学期末にレポートを課す. |
| 対象学生 |
| 2年次以上 |
| 参考資料 |
| カント『プロレゴーメナ・人倫の形而上学の基礎づけ』(中公クラシックス),『世界の名著 32 カント』(中央公論社) |
| WEBページ |
| →コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
| 連絡先 |
石田(2328, 088-656-7147, mishida@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
水曜日 13時∼14時 |