2007年度 総合科学部 人間社会学科 マルチメディアコース アート情報サブコース 学部課程 — 2年(前期), 3年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 マルチメディアコース マルチ情報サブコース 学部課程 — 2年(前期), 3年(前期)
EDB
平面制作研究
教授・平木 美鶴 2単位
授業の目的
描く行為は直接的技法であり,手の動きと密接に結び付いている.しかし,絵画がただ単に現実空間を写す行為でなくなった現代の美術では積極的に間接的技法を作品に取り込むようになってきている.この授業では間接的技法として木版画を制作し,間接技法の多様な経験を積み上げ,表現に広がりを持たせてほしい.現代木版画は,従来の木版画の世界では考えられないほどの多様な広がりを持っている.様々な技法に接するなかで,発想の転換やイメージの転換を計ってほしい.具体的には,ハガキサイズの小品を数多く作る.
授業の概要
木版画
キーワード
絵画,美術,芸術,版画
関連科目
平面表現研究平面表現ゼミナール工芸表現研究
受講者へのメッセージ
この科目は,2年以上で2単位,3年以上で2単位の計4単位取れる重ね読み科目である.授業計画1∼3と4∼7を隔年で制作する.
到達目標
1.木版画を理解する.
2.発想豊かに制作する.
授業の計画
1.版画の概要と木版画の様々な表現について
2.水性木版画「下絵作り」
3.水性木版画「トレースと見当について」
4.水性木版画「彫りの技法について」
5.水性木版画「彫り」
6.水性木版画「刷りの技法について」
7.水性木版画「刷り上げる」
8.作品批評会
9.多色刷水性木版画について
10.多色刷水性木版画「下絵について」
11.多色刷水性木版画「トレースと見当について」
12.多色刷水性木版画「彫りについて」
13.多色刷水性木版画「彫り」
14.多色刷水性木版画「刷りについて」
15.多色刷水性木版画「刷り上げる」
16.批評会
成績評価の方法
評価は,作品評価を基本として,出席や授業への取組み姿勢等を併用して行う.
対象学生
2年次からマルチメディアコースの学生及び同学部の学生
教科書
教科書は,使用しない.準備物としてスケッチブック,彫刻刀,定規などが必要である.また版木,和紙,ファイル代,その他として教材費(2000円程度)を徴収する.
参考資料
参考書··「新しい木版画入門」誠文堂新光社刊,「木版画」黒崎彰著 六耀社刊
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
平木(103, 088-656-7167, hiraki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 月曜日 12時∼13時