| 2007年度 総合科学部 人間社会学科 法律経済コース 学部課程 — 2年(後期) |
| EDB |
| 簿記論II |
| 教授・三木 正幸 2単位 |
| 授業の目的 |
| 古来，簿記は人類が発見したもっともエレガントな体系であると絶賛されている．簿記は複雑な企業の取引活動を見事なまでに秩序的に分類·整理し，誤謬を自動検証して，企業活動の結論書ともいうべきバランスシートを導き出す．約500年前に数学者ルカ·パチョーリーは，地球上の営みの根本原理は，宇宙のバランスであると考え，宇宙を支配する陰陽·因果関係のバランスを経済活動の計算過程にとりいれた．この講義では，今日世界各国で適用されている複式簿記の原理について，平易に解説する．複式簿記は経営業績測定のもっとも基礎となる技術であり，諸君が大学卒業後，民間企業や公務に就く場合にも，心得ていなければならない必須の知識であり，有用性の高い講義になるであろう． |
| 授業の概要 |
| 経済活動の損益計算と財産計算の方法 |
| 受講者へのメッセージ |
| 原則として，2年次配当科目とするが，2年生以外の受講も認める．カリキュラム上，4単位の簿記論が簿記論I(前期)と簿記II(後期)にわけられているが，3級レベルをマスターするには，どうしても，両者を履修しなければ，不十分といえる．累積的性格の授業であるため，後期のみの履修は，不可． |
| 到達目標 |
| 日本商工会議所簿記検定試験3級レベル |
| 授業の計画 |
| 1. | 1. |
| 2. | 2．固定資産の取得，改良，修繕 |
| 3. | 3．営業費の取引，個人企業の資本取引，引出金 |
| 4. | 4．問題演習 |
| 5. | 5．中間試験 |
| 6. | 6．決算手続きについて |
| 7. | 7．決算整理(棚卸減耗損，商品評価損) |
| 8. | 8．決算整理(貸倒引当損，貸倒引当金) |
| 9. | 9．決算整理(有価証券評価損，減価償却費) |
| 10. | 10．決算整理(収益の繰り延べ，見越し) |
| 11. | 11．決算整理(費用の繰り延べ，見越し) |
| 12. | 12．総合問題の練習 |
| 13. | 13.特殊売買取引 |
| 14. | 14 本支店会計序説 |
| 15. | 15 本支店会計問題演習 |
| 16. | 16 本支店会計問題演習 |
|
| 成績評価の方法 |
| 筆記試験2回の平均値による． |
| 教科書 |
| 中村忠著「現代簿記」白桃書房，加古宜士他監修「日商簿記検定試験ワークブック商業簿記3級」税務経理協会 |
| WEBページ |
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| 連絡先 |
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