2007年度 総合科学部 人間社会学科 法律経済コース 学部課程 — 2年(前期)
EDB
社会科学特論I
教授・饗場 和彦 2単位
授業の目的
「国際協力論」を学ぶ.国際社会には多くの課題や苦悩,惨状があり,NGO(民間組織)や国際機関,政府機関などが,そうした問題の解決と人々の支援のために活動している.この授業では,こうした国際協力の活動について多面的に学ぶ.
授業の概要
紛争や災害の緊急人道支援,難民·避難民の支援,地雷除去,選挙支援,貧困対策,環境対策,医療支援,教育支援,女性の自立支援など,国際協力のテーマは幅広い.また活動主体も,NGO,国際機関,政府機関など多様な形態がある.近年は,東京·中央に限らず,四国などの地方においても国際協力への関心が高まり,実際に活動の輪が広がっている.この授業では,こうした国際協力の活動について,現場で活躍している人の話を聞きながら知識と理解を深めつつ,かつ自らも国際協力の活動に参加する意欲を養う.
受講者へのメッセージ
授業では,国際協力の活動に関わっている人を多く,授業協力者として招き,話題提供してもらう.授業の時間は授業協力者の都合と調整する必要もあるので,実際の開講の時間は変動する可能性あり.初回の授業で詳細を告知するので必ず初回から参加すること.初回の授業に出られない場合は饗場の研究室(1号館北棟2階)に寄り,指示を受けること.
到達目標
1.国際協力の実際と考え方について基本的な情報,理解を得る.
2.国際協力の活動に自らも参加する意欲を育てる.
授業の計画
国連の発展途上国支援,日本のODA,難民·避難民問題,緊急人道支援,NGOの活動と意義,地方自治体の取り組み,貧困·環境·教育·医療·女性などの分野における支援活動などについて学ぶ.詳細な日程は初回の授業で知らせる.
成績評価の方法
平常点(授業姿勢や出席状況)と,期末のレポートで評価する.おおむね平常点50%,期末レポート50%.
教科書
教科書は特に使用しない.参考文献,資料は随時紹介する.
参考資料
津守滋『地球が舞台-国際NGO最前線からの活動報告-』勁草書房,2002年,他.
WEBページ
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連絡先
饗場= 電話·ファクス:088-656-7186 電子メール:aibak@ias.tokushima-u.ac.jp
 オフィスアワー: 金曜日16:00ごろから19:00ごろ(在室時はこれ以外の時間でも可).
備考
隔年開講.本年度開講せず.ただし,この授業のテーマに関心のある学生は共通教育の授業である「国際協力論2 ―四国から世界へ 輝く瞳のつくり方―」の受講を勧める.