2007年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース 学部課程 — 2年(前期)
EDB
ウェルネス概論
教授・荒木 秀夫, 中安 紀美子, 小原 繁, 准教授・長積 仁 2単位
授業の目的
このクラスでは,健康だけに留まらず,生活全域にまで及ぶ人間の成長や生きがいの創造にかかわる「ウェルネス」という中核概念がもつ学際性と総合性についての理解を深める.同時に,心身統合理論であるウェルネスを体現するための視座やアプローチの仕方について総合的な見識を深める.具体的には,生活全域にかかわる身体的·精神的·社会的·文化的な諸課題に対して,自らそれに臨み,そして解決し,生涯にわたって健康で豊かな生活を送るという個人レベルの問題から,家庭,職場,地域といった集団や社会レベルに至るまでの問題についても焦点をあて考える.
授業の概要
健康的で生きがいある人生を送り,クオリティ·オブ·ライフを体現するための鍵概念となる「ウェルネス」に対する理解を深める.
キーワード
社会変革,マーケティング
受講者へのメッセージ
講義最終日に,担当教官4名も参加し,受講生と集団討論会を実施する.それまでに各自の考えをまとめて積極的に発言すること.
到達目標
ウェルネスの概念を理解し,自らのウェルネスに関わる課題を持つ.
授業の計画
1.授業の目的と概要
2.「身体科学」の原理
3.「身体科学」の対象と方法
4.「身体科学」と心身(身心)相関論
5.健康教育とウエルネス-エンパワーメントエデュケーション
6.ライフスタイルとウエルネス-医学モデルから生活モデルへ-
7.共生社会における協働・支援とウエルネス
8.生活環境と病気の話
9.生活の中での活動量(エネルギー消費量)の話
10.食事と活動量の話
11.ウェルネスの文化的·社会的側面:病気∼健康∼フィットネス∼ウェルネスという概念のとらえ方と変遷
12.行動変容·行動変革のための行動科学的アプローチ:自己への気づきとコミュニケーションスキル
13.社会変革としてのウェルネスムーブメントの普及:自立·自律した社会づくりをめざしたソーシャル·マーケティングの視点から
14.討論とまとめ
15.試験
成績評価の方法
評価は,出席状況,レポート及び論述試験,そして授業への参加意欲の3つによっ,て総合的に評価を行う.
教科書
必要に応じ,資料を配布する.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
荒木(3119, 0886567214, araki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 荒木:授業開講時間外に随時対応する. 中安:火曜日11時55分∼12時50分,阿部:水曜日前期11時55分∼12時50分 長積:授業開講時間外に随時対応する.
中安(3118-2, 088-656-7204, nakayasu@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 荒木:授業開講時間外に随時対応する. 中安:火曜日11時55分∼12時50分,阿部:水曜日前期11時55分∼12時50分 長積:授業開講時間外に随時対応する.
阿部(連絡先未登録)
 オフィスアワー: 荒木:授業開講時間外に随時対応する. 中安:火曜日11時55分∼12時50分,阿部:水曜日前期11時55分∼12時50分 長積:授業開講時間外に随時対応する.
長積(3118-1, 088-656-7286, nagazumi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 荒木:授業開講時間外に随時対応する. 中安:火曜日11時55分∼12時50分,阿部:水曜日前期11時55分∼12時50分 長積:授業開講時間外に随時対応する.