人間行動実験実習IV

2007年度総合科学部人間社会学科人間行動コース学部課程 — 2年(後期)

人間行動実験実習IV

授業の目的

カウンセリングを知識として知っている人は多いが，実際に受けたり，カウンセリングをしたりという経験をもつ人は，一般にはまれである．この授業では，まず構成的エンカウンター·グループの体験学習を行う．つぎに心理療法の技法としてのサイコドラマを，グループに分かれて体験学習する．さらにカウンセリングの基礎理論の学習，マイクロ·カウンセリングの技法を用いたロール·プレイを体験する．最後に心理療法を用いた事例を取り上げ議論する事により，カウンセリングの実践例に触れる．カウンセリングの基礎理論を知るだけでなく，カウンセリングとはどのようなものかを，体験的に学び味わう時間としたい．

授業の概要

カウンセリングを体験的に知る

キーワード

カウンセリング，構成的エンカウンター·グループ，サイコドラマ，ロールプレイ，事例研究

先行科目

人間行動実験実習I

関連科目

人間行動実験実習I

受講者へのメッセージ

受講生の主体性や積極性が重要である．

到達目標

1.	構成的エンカウンター·グループを体験する．
2.	サイコドラマに参加し鑑賞しあう．
3.	カウンセリングの基礎理論を理解する．
4.	ロール·プレイを通してカウンセリングにおける応答の実際を学習する．
5.	事例研究の討論に参加する

授業の計画

1.	ガイダンス
2.	1-1．構成的エンカウンター·グループの説明
3.	1-2．構成的エンカウンターグループ(言語編)の体験
4.	1-3．構成的エンカウンターグループ(非言語編)の体験
5.	集団心理療法の一つサイコドラマ(心理劇)の概要を学ぶ．
6.	グループに分かれて，監督，補助自我，演者などを決める．さらに，オリジナルテーマにもとづき，サイコドラマを演じあい，鑑賞しあう．
7.	カウンセリングの基礎としてロジャースのクライエント中心療法の理論を学習する．
8.	マイクロ·カウンセリングによるカウンセリングの基本トレーニング．
9.	ロール·プレイによってカウンセリングにおける応答を体験的に学ぶ(1)．
10.	ロール·プレイによってカウンセリングにおける応答を体験的に学ぶ(2)．
11.	4-1 事例研究(1)
12.	4-2 事例研究(2)
13.	4-3 事例研究(3)
14.	まとめ
15.	レポート試験
16.	レポート試験解説

成績評価の方法

各担当者が課すレポートによる．授業態度や出席なども考慮に入れる．

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

担当者がその都度紹介する．

WEBページ

→コンテンツサーバ (EDB/CMS)

連絡先

山本(3s06, 088-656-7192, yamamoto@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
　オフィスアワー: 各担当者のオフィスアワー
森(3S08, 088-656-7194, youko@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
　オフィスアワー: 各担当者のオフィスアワー
石田(3号館3階3S07, 088-656-9312, yumi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
　オフィスアワー: 各担当者のオフィスアワー
竹内(3S04, 088-656-7617, takeuchi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
　オフィスアワー: 各担当者のオフィスアワー