2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 歴史·社会サブコース 学部課程 — 2年(後期) 2007年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース 心理学サブコース 学部課程 — 2年(後期) 2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学部課程 — 2年(後期) |
| EDB |
| 社会心理学 |
| 准教授・佐藤 健二 2単位 |
| 授業の目的 |
| 近年,社会心理学に対する期待は,著しく増大している.なぜなら,社会心理学は,人間一般に共通する基礎的な社会的行動の研究を通じて,近年生じている,さまざまな社会的行動に関する諸問題の解決に資する可能性をも持っているからである.そこで,本講義では,人間の社会的行動に関する一般的知見とその近年の展開について概説することを目的とする. |
| 授業の概要 |
| 人間の社会行動の理解 |
| キーワード |
| 社会的行動,自己,対人行動,集団行動,集合行動 |
| 受講者へのメッセージ |
| OHP,パワーポイント,紙資料,ビデオテープなどを使用する.私語厳禁. |
| 到達目標 |
| 社会心理学における重要な研究結果,概念,方法論,近年の展開について理解すること |
| 授業の計画 |
| 1. | イントロダクション:社会心理学の定義·目的·研究分野 |
| 2. | 社会的影響(同調,服従,役割) |
| 3. | 攻撃.暴力映像視聴は攻撃行動を増やすか? |
| 4. | 援助.なぜ多数の人が目撃していながら殺人を傍観していたのか? |
| 5. | 集団行動(リーダーシップ研究.「プロジェクトX」視聴) |
| 6. | 集合行動(流言,うわさ,群衆行動) |
| 7. | 言語·非言語コミュニケーション(視線行動など) |
| 8. | 抑うつの社会心理学.認知の歪み,自己注目,相互作用モデルとの関連 |
| 9. | 自己呈示と対人不安 |
| 10. | 対人魅力.近接性と好意,身体的魅力,類似性と好意,返報性 |
| 11. | 友人関係·恋愛関係の形成·維持·崩壊 |
| 12. | 自己開示-対人関係の発展や健康への影響- |
| 13. | 社会的認知(原因帰属など) |
| 14. | 態度と説得(認知的不協和理論など) |
| 15. | 自己意識,自己評価研究とその臨床領域への応用 |
| 16. | 定期試験 |
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| 成績評価の方法 |
| 三分の二以上の出席した者に対して,期末試験結果による評価を行う. |
| 教科書 |
| 参考書·安藤清志他 社会心理学 岩波書店,坂本真士·佐藤健二 はじめての臨床社会心理学 有斐閣 |
| WEBページ |
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| 連絡先 |
佐藤(3S05, 088-656-7202, satoken@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
(後期) 木曜日 12時∼13時,3S05室,satoken@ias.tokushima-u.ac.jp |