2007年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース ウェルネス行動科学サブコース 学部課程 — 3年(後期)
EDB
神経生理学
教授・荒木 秀夫 2単位
授業の目的
神経生理学分野の基礎的,総論的内容を扱う.ニューロン(神経細胞)の「構造と機能」としての興奮や情報処理の仕組みを学習し,これらの複数の組み合わせによって個々のニューロンには見られない新しい機能を持つ仕組みを学習する.この講義のねらいは,細部における基礎的細胞的活動が,組み合わされることによって実現する感覚,運動,精神活動などの高次な神経活動と行動の発現との関係を理解することにある.
授業の概要
人間行動の発達における脳神経系の機能的役割
受講者へのメッセージ
個々に事例を扱うことが多いが,それらの関係の意味を中心にノートをとること.
到達目標
脳神経系機能とネットワークの階層的構造の意味を理解する.
授業の計画
1.神経科学と神経生理学
2.ニューロンの仕組み
3.静止電位と活動電位
4.興奮の伝導
5.興奮の伝達
6.神経回路理論
7.抹消神経総論
8.中枢神経総論
9.神経と感覚機能
10.神経と運動機能
11.感覚運動統合論
12.高次神経活動-学習と記憶-
13.高次神経活動-言語と認知-
14.脳·神経科学の展望
15.試験
成績評価の方法
試験による
教科書
プリントを配布
WEBページ
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連絡先
荒木(3119, 0886567214, araki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 水7·8講時