2007年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース ウェルネス行動科学サブコース 学部課程 — 3年(後期) |
EDB |
発育発達学 |
教授・中安 紀美子, 的場 秀樹 2単位 |
授業の目的 |
人の受精,発生,誕生,成長,成熟,老化の過程を概観する.生涯における変化の現象を明ら かにするとともに,外部からの働きかけにより内在する諸能力を引き出し,発達を促すため の理論を学習する.また,発達障害や発達援助についても可能な限り学習する.身体発達学 を中心に講義を行うが行うが,発達に関わる専門職に必要な発達論についても学習し,主体 がめざす発達の方向性や時代が要求する能力観など,能力の成立条件と主体の関係など,教 育の視点からも理解を深める. |
授業の概要 |
1.人の発育,発達,加齢による変化とそのメカニズムを理解する. 2.成長発達の多様性·多方向性について心身両面から理解する· 3.生涯発達論,現代社会と発達疎外,時代が求める発達観,発達障害と発達支援など,発達の社会的視点について理解する. |
到達目標 |
生涯における心身の変化の過程及び変化に影響を与える諸要因について多面的に理解する. |
授業の計画 |
1. | 1.発育発達の概念,研究法,評価 |
2. | 2.発育,発達,加齢による変化 |
3. | 1) 形態と機能の発育発達の経過 |
4. | 2) 加齢による退行的変化と機能代償 |
5. | 3) 発達刺激による形態,機能の発達 |
6. | 3.心身の発達課題と発達支援 |
7. | 1) 感覚統合機能の発達と発達障害の援助 |
8. | 2) 成長発達に影響する疾病および健康問題とその対応 |
9. | 3) 成長期の身体障害がもたらす心理障害について |
10. | 4.心身の発達可能性と教育可能性 |
11. | 1) 期待される能力観と発達観-発達の理論と争点 |
12. | 2) 現代社会における発達疎外と発達支援 |
13. | 発達支援と健康教育 |
14. | 発達支援の事例研究 |
15. | 発達研究 |
16. | 総括授業 |
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成績評価の方法 |
レポート,筆記試験,出席を総合して行う |
教科書 |
榊原洋一著:「人の発達とは何か」ちくま新書 680円,廣嶋英夫編集:「新小児保健学」日本小児医事出版社,2,000円,佐藤剛 監修:作業療法学全書第6巻「発達障害」協同医書出版社,4,200円 |
WEBページ |
→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
連絡先 |
中安(3118-2, 088-656-7204, nakayasu@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
中安:火曜日(12時30分∼13時30分),的場:月曜日(16時∼17時)
的場(3114, 088-656-7208, matoba@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
中安:火曜日(12時30分∼13時30分),的場:月曜日(16時∼17時) |