2007年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 物理系サブコース 学部課程 — 2年(前期)
2007年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 化学系サブコース 学部課程 — 2年(前期)
2007年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 地学系サブコース 学部課程 — 2年(前期)
EDB
物質分析法II
教授・今井 昭二 2単位
授業の目的
環境分野では,カドミウム,鉛,ヒ素などの有害元素,地球化学分野ではマンガン,銅,ニッケル,生命分野では亜鉛,亜硝酸イオン,リン酸イオンなどの分析技術が環境科学研究,環境制御などの諸分野を支えています.この分析方法について最新の基礎と応用について講義する.
授業の概要
環境制御,水道水管理からはじまり臨床検査,国際貿易,食品検査にいたる専門領域において益々需要が広りつつある機器分析の中で,分光分析法,イオンクロマトグラフィー,微量金属元素分析について講義する.
キーワード
水質測定,無機環境物質,水環境測定,材料,半導体
先行科目
無機物質系の化学II
到達目標
環境分析に必要な機器分析の基礎的知識の理解と応用を達成目標にします.
授業の計画
1.機器分析化学の重要性:環境制御,水質管理,インフラ整備,生命科学,国際貿易
2.分光分析の定量方法,,分光測光ハードウェアー
3.分子分光分析化学:分子構造と化学分析
4.分子分光分析法の利用:環境水中の有害成分の水質測定
5.イオンクロマトグラフィーの基本:原理,装置,ソフト
6.イオンクロマトグラフィーの利用:環境水の水質測定
7.ICP発光分析法の基本
8.ICP発光分析分析法の利用:環境試料の分析
9.原子吸光分析法 :理論,ハードウェアー:分光器,光源,原子スペクトル
10.原子吸光分析法 :原子化反応とアトマイザー
11.原子吸光分析法: 計測シグナルの理論
12.原子吸光分析法 :干渉と抑制
13.原子吸光分析法 環境·生体·食品·工業·材料分析における応用
14.水環境の評価のための分析調査法:水,土壌,生物のサンプリング,前処理
15.流域圏環境物質:無機物質の水質測定
16.定期試験
成績評価の方法
定期試験,出席状況,レポートで総合的に評価する.
教科書
ディ,アンダーウッド,定量分析化学(培風館).
参考資料
水の分析(化学同人),環境の化学分析(三共出版)
WEBページ
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連絡先
今井(総合科学部3号館2N08, 088-656-7273, imai@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 木曜日 13:30-14:20