2007年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 地学系サブコース 学部課程 — 2年(前期, 集中)
2007年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 物理系サブコース 学部課程 — 2年(前期, 集中)
2007年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 化学系サブコース 学部課程 — 2年(前期, 集中)
EDB
物質システム特論II
教授・武田 美雄, 准教授・沼子 千弥 2単位
授業の目的
学外の二人の著名な先生(大塚·北村)に,それぞれの専門分野の特徴と現状などについて講義して頂き,学生の興味·関心を高めることを目的とする.なお,総科専任教員の武田·沼子は,この分野に関して事前に予備的な解説を行う.なお,本講義は現代GP関連科目として開講する.
授業の概要
生命圏物質環境科学(化学系·地学系)の最先端の世界
受講者へのメッセージ
集中講義として行われる.
到達目標
化学系·地球科学系の生命圏環境物質の最先端の現状を知り,現代科学への理解を深めること
授業の計画
1.大塚,武田
2.環境中の生命はその生命活動の結果として多種多様な物質を作り出している.このような生命圏由来の物質についての基礎から最先端にいたるまで講義する.
3.1) 生命圏環境資源について(2回)
4.2} 生命圏環境物質研究法(2回)
5.3)生命圏環境物質各論(4回)
6.北村·沼子(地学系)
7.文字の発明以前の歴史は,天然物質などに残された情報を解読して研究されてきた.天然結晶の組織は生成環境・条件などで与えられるため,逆に組織解析から天然物質の生成環境やその後の履歴についての情報を得ることが可能である.本講では結晶の組織形成論を解説し,その解読法や解読例(例えば吉野川周辺の自然環境変遷の研究)を紹介する.
8.天然結晶とそれらの個性
9.相平衡論,相変態論の基礎
10.結晶成長と組織形成
11.結晶の相変態と組織形成
12.組織観察法,組織解析法
13.組織解析による地球物質・隕石などの履歴
14.組織解析による四国吉野川周辺の変成作用の研究例
成績評価の方法
講義中に説明する (北村)出席やレポートから総合的に判断して評価する.
対象学生
2年生以上
教科書
教材あるいは参考書については,講義時間に紹介する.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
武田(2N02, 088-654-7246, takeda@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
菅原(総合科学部3号館1N06, 088-656-7229, sugawara@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 金曜日 12:00-13:00 (これ以外でも教官室にいれば出来るだけ対応します)