2007年度 総合科学部 自然システム学科 生命·環境コース 生命環境サブコース 学部課程 — 3年(前期)
2007年度 総合科学部 自然システム学科 生命·環境コース 生命機能サブコース 学部課程 — 3年(前期)
2007年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 物理系サブコース 学部課程 — 3年(前期)
2004年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 化学系サブコース 学部課程
2007年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 地学系サブコース 学部課程 — 3年(前期)
EDB
環境生理学
准教授・佐藤 征弥 2単位
授業の目的
我々はともすると他の生物を人間的視点(あるいは高等動物的視点)から見てしまいがちである.しかし,当然ではあるが,地球上のほとんどの生物同士の相互作用や生物と環境の相互作用は人間とは無関係に進化してきたものであり,我々の想像を超えるような独自の精巧なシステムが構築されている.それらのメカニズムを理解した上で,人間が他の生物をどのように利用しているのか,それがどのような影響を与えるのか等,人間が他の生物といかに関わるべきかについて解説する.
授業の概要
生物,環境,社会
キーワード
物理環境,公害,解毒,環境適応
受講者へのメッセージ
なし.
到達目標
前半の講義では,生物種によって環境に対する知覚や認識がまったく異なることを理解し,後半の講義では種特有の機能を環境浄化に活かす方法を理解する.
授業の計画
1.外部環境に対する認識メカニズム1:感覚,知覚とは?
2.外部環境に対する認識メカニズム2:眼の構造と機能
3.外部環境に対する認識メカニズム3:視覚の進化
4.外部環境に対する認識メカニズム4:視覚以外の感覚について
5.熱と温度1:熱とは何か. 熱の伝わりかた
6.熱と温度2:低温に対する適応について
7.熱と温度3:生物の体温調節メカニズムについて
8.重金属と生物1:重金属の性質と解毒メカニズム
9.重金属と生物2:水俣病について
10.重金属と生物3:イタイイタイ病について
11.重金属と生物4:その他の重金属の毒性について
12.バイオレメディエーション(生物による環境浄化)とは
13.バイオレメディエーションによる水質浄化.
14.水質とは?
15.水質浄化技術のいろいろ
16.総括授業
成績評価の方法
数回の小テストにより評価する(ノート,資料の持ち込み禁止).
教科書
講義の際に随時紹介する.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
佐藤(088-656-7222, satoh@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 研究室に在室している時はいつでもOK.