2007年度 総合科学部 学部課程 教職に関する科目 — 3年(前期) |
EDB |
教育学 |
准教授 2単位 |
授業の目的 |
本講義は,教育学分野における基本的な知識を,欧米および日本における教育の歴史・理念・思想に照らし合わせて学ぶことにより,現代社会において生じている教育上の様々な問題に対して,教育学的見地からとらえるとともに,実際に教育活動に従事する際に必要となる諸問題解決に向けての方途を,自分なりに考察・実践していく力を身につけることを目的とする. |
授業の概要 |
近代教育に大きく影響を与えた代表的な国内外の教育の思想や理念について,歴史的背景を踏まえた上で概説する.また,学生自身が,自らの受けてきた教育について振り返る機会を持つとともに,現代社会において実際に起こっている教育の諸問題に対して自己の考えを確立できるよう促していく. |
到達目標 |
1. | 1. 教育学における基本的な知識を身につけるとともに,内外における代表的な教育論者の思想・理念について,歴史的背景とともに理解する. |
2. | 2. 現代社会において起こっている教育上の諸問題について,教育学的観点からとらえられるようになるとともに,自分なりの対処のあり方を考える力を身につける. |
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授業の計画 |
1. | 1. 自分自身がこれまで受けてきた教育について,客観的かつ系統的に振り返る. |
2. | 2. 西洋社会において,世界的に影響を及ぼした代表的な教育論者の思想,理念を歴史とともに振り返り,理解する. |
3. | 3. わが国における教育の歴史ならびに代表的な教育論者の思想について,2で学習した西洋における代表的な教育思想との比較の中で学習し,わが国における教育がどのような形で西洋の影響を受け,また,どのような形で日本独自に発展してきたのかを考察する. |
4. | 4. 今日まで自分自身が受けてきた教育が,2と3でみた教育との関わりの中でいかなるものであったのか,またそれは自己形成にどのような影響を及ぼしているのかについて考察する. |
5. | 5. 現代社会において起こっている様々な教育問題(いじめ問題,不登校問題等含む)について,これまでの学習を踏まえた上で正確に理解するとともに,それらに対する自己の考えをまとめ,望ましいと思われる教育上の対応のあり方を検討していく. |
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成績評価の方法 |
出席状況,定期的なレポート提出,学期末試験の結果を総合的に判断する. |
対象学生 |
他学部,他大学学生も履修可能 |
教科書 |
テキストは特に指定しない.但し,必要があれば関連するプリント資料などを配付する.また,それぞれの授業内容に関する参考文献は,講義中に適宜紹介する. |
WEBページ |
→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
連絡先 |
准教授 オフィスアワー:
なし
鈴木 656-7278 |